クレンジングクリームで毛穴をケアできる?
クレンジングクリームというと、メイクを落とす洗顔料というイメージが定着していますよね。
毎日、メイクをきれいに落としているつもりでも、毛穴の黒ずみや詰まりが無くならない・・という悩みを持つ女性は多いことでしょう。
メイクを落とすために、ゴシゴシこすったり、やみくもに使っていては毛穴をきれいにすることはできません。
この機会に毛穴の悩みを解決すべきためにもスキンケアの基本であるクレンジングを見直してみましょう。
そこで今回は
- クレンジングの効果
- 毛穴の詰まり、黒ずみ、開きの原因
- 毛穴ケアの効果的なクレンジングクリームの選び方
- おすすめの毛穴クレンジングクリーム
について、詳しく解説していきます。
気になる毛穴をキレイにして陶器肌を目指しましょう。
クレンジングの効果
毛穴ケアで一番大切になるポイントは、毛穴トラブルの原因となるものを取り去ることです。
そのためにも、日々の基本のケアで行うクレンジングは非常に重要な部分でもあるのです。
では、毛穴に対して、クレンジングはどのような効果があるのか解説していきます。
・毛穴の黒ずみの原因になるメイクの汚れを落とす
・古い角質や皮脂を落とし、毛穴の詰まりをなくす
・肌の老化を防ぎ、開き毛穴やたるみ毛穴を予防する
<毛穴の黒ずみの原因になるメイクの汚れを落とす>
メイクは意外と綺麗に落とし切れていないことが多く、肌に残ると毛穴に詰まったままとなり、酸化すると黒ずみ毛穴の原因になります。
クレンジングでメイクを丁寧に落とし切ることで、毛穴の詰まりや黒ずみを予防します。
<古い角質や皮脂を落とす>
毛穴に古い角質や皮脂が詰まると角栓となります。
角栓が紫外線やメイクの汚れによって、酸化すると毛穴が黒ずみます。
特に、小鼻周辺はクレンジングが乗りにくい場所のため、毛穴トラブルが多い場所です。
小鼻もきちんと落とすことができるクレンジングを選ぶことで、顔全体が透明感のある肌になることも可能です。
<肌老化を防ぎ、開き毛穴やたるみ毛穴を予防する>
メイクをしている時間が長くなればなるほど、肌に負担がかかります。
肌に負担がかかったまま、日焼けなどをすれば、肌の老化はどんどん進んでしまい、開き毛穴やたるみ毛穴の原因になります。
クレンジングすることで、肌の負担を減らし、老化から守ることができます。
毛穴の酸化を防ぐためにも、その日のメイクはその日に落とすことが大切です。
毛穴トラブルの原因
女性の多くの肌の悩みでもあるのが毛穴トラブルですよね。
毛穴の悩みはクリニックの相談内容でも上位にランクインすると言われています。
その毛穴の代表的な3つの悩みの原因についてみていきましょう。
毛穴の詰まり
毛穴の詰まりは毛穴の中の皮脂腺から分泌される皮脂と、メイクの汚れや、古い角質が混ざって角栓になることで詰まりが生じるものです。
特にTゾーンの毛穴の多いのが特徴とされ、メイク乗りが悪くなることもあります。
古い角質は本来、ターンオーバーによって、垢となり落されていくものですが、年齢と共にターンオーバーのサイクルが遅くなり、古い角質が残りやすくなります。
毛穴が詰まりがちな人は以下のような肌質や習慣ではないか、チェックしてみてください。
- 乾燥肌、もしくは混合肌で肌がゴワゴワしている
- 睡眠不足なことがある
- 洗顔をおろしかにしがち
- お風呂で汗をかいて毛穴の汚れを出すことを意識している
- クレンジングオイルでマッサージをしながら毛穴に詰まった汚れを落としている
- 保湿はあまり重視していない
毛穴の黒ずみ(いちご鼻)
小鼻の周りにポツポツと黒い毛穴が目立つ状態で、いちご鼻とも呼ばれています。
鼻の表面の毛穴部分に過剰な皮脂が分泌していたり、古い角質がびっしりと詰まっていると角栓となります。
この状態は毛穴が詰まっている状態ですが、黒ずみ毛穴はさらに、この詰まり毛穴に詰まっている角栓が酸化することで黒ずみ、目立つようになるのです。
毛穴の黒ずみが気になると、無理やり、毛穴部分をぎゅっと爪で潰して圧しだすなどをしがちですが、これは毛穴の黒ずみが悪化してしまう原因の1つです。
また、洗顔が不十分でも細菌が増え、表皮の常在菌のバランスが崩れ、皮脂が過剰に分泌され、黒ずみ毛穴の原因となることがあります。
毛穴の黒ずみができやすい肌質や習慣は以下のようなことが多いです。
- 肌質が脂性で特にTゾーンはテカることが多い
- メイクを落とさずに寝てしまうことがある
- ホルモンバランスが乱れがち
- 脂分の多い食事や刺激物が好き
- 睡眠不足で肌に元気がない
- ストレスが多い生活を送っている
毛穴の開き
毛穴の開きは皮脂の分泌量が多すぎて、毛穴が開いてしまい目立つタイプです。
毛穴に詰まった角栓がなくても、皮脂量が多すぎると毛穴が開いたままとなり、目立つようになります。
皮脂分泌量が多い20代は、毛穴の開きに悩むことが多いです。
特に、春や夏と、皮脂分泌が増える時期に多く、鼻の周りやTゾーンの周りが開いてしまい毛穴が目立ってしまうのです。
また、オイリー肌の人に多く、朝起きた時に肌のべたつきが気になる、メイクがすぐに崩れるという方は、毛穴が開いていないかチェックしてみましょう。
オイリー肌の人に多い毛穴です。お肌がテカリやすい人や化粧くずれしやすい人、また、朝起きたとき、お肌がベタついている人は要注意です。
また、皮脂分泌量の多い20代は、このタイプの毛穴で悩むことが多いです。
毛穴が開きやすい人は以下のようなスキンケアや生活習慣を送っている人に多いです。
30代くらいからは、毛穴そのものが原因ではなく、肌の弾力の元であるコラーゲンとエラスチンが年齢によって弱まり、毛穴を支えきれなくなり広がってくることが増えてきます。
- 脂性肌(オイリー肌)である
- 毛穴パックで毛穴の掃除をしている
- ゴマージュやスクラブでこすりながら洗顔している
- ターンオーバーのサイクルが乱れている
- 揚げ物やレトルト食品、ファーストフードを好んで食べる
クレンジングの選び方
それでは、どんなクレンジングを選んだらよいのか、みていきましょう。
テクスチャーの良いものを選ぶ
クレンジングクリームは弾力のある、もっちりとしたテクスチャーが特徴です。
クレンジングの時の摩擦をこってりとしたクリームが肌の表面と指の間に入り込み刺激を減らします。
洗い流すタイプを選ぶ
クレンジングクリームの種類には洗い流すタイプと拭き取りタイプのものがあります。
毛穴ケアや肌への負担を考えると、拭き取りタイプは肌に摩擦を生じてしまい、小さな傷や炎症、ニキビ、毛穴の黒ずみの原因になります。
洗い流すタイプのクレンジングクリームでも、クレンジング後に肌のつっぱり感や乾燥を感じないものを選びましょう。
保湿成分や美容成分の含まれているものを選ぶ
クリームタイプのクレンジングの大きな特徴として、保湿成分が含まれる商品が多く販売されています。
ほかにも美容成分としてオイル成分が含まれているものもあります。
毛穴ケアのためには、より保湿効果の高いヒアルロン酸やコラーゲンが含まれているものを選びましょう。
おすすめの毛穴クレンジングクリーム3選
それでは、おすすめの毛穴クレンジングクリームをご紹介します。
D.U.O ザ クレンジングバーム
容量:90g
価格:1,800円
<特徴>
- 毛穴クリアカプセルが毛穴をしっかり洗浄します。
- 1つで5個の機能!とろけるクレンジングクリームで毛穴オフの肌を実現。
- 31種類のエイジングケア成分がじっくり浸透し、もっちり肌に導きます。
D.U.Oクレンジングバームはほかにはない仕組みを持つ毛穴クレンジングクリームです。
メイクと毛穴の汚れをしっかりと洗い流すクリームは、肌に馴染ませることで溶けだす不思議なクリームです。
洗浄成分と美容成分が毛穴クリアカプセルに包み込まれていて肌に馴染ませるとカプセルが微粒子化し、洗浄成分と美容成分が同時に放出されます。
肌に馴染ませたときに放出される美容成分が角質層まで浸透することで肌をもっちりとした状態に導きます。
セルフューチャー 洗顔バーム
容量:90g
価格:2,057円
<特徴>
- オイルよりも濃厚なテクスチャーで毛穴にしっかり浸透します。
- 高保湿成分ヒアルロン酸やコラーゲン、エイジング成分プラセンタエキスを贅沢に配合し、若々しさを取り戻します。
- W洗顔不要で、洗顔による肌の摩擦を軽減します。
体温でしっかりと溶けだすホホバオイルのトロリとしたテクスチャーで、濃いメイクやウォータープルーフまでしっかりと絡めとります。
「今溶け始めた!」とはっきりとわかるほど、メイクや汚れを素早く浮かせます。
メイク落とし・洗顔・毛穴ケア・角質柔軟ケア・美容マッサージが、セルフューチャー 洗顔バーム1つで行えるところもポイントが高いです。
美容成分もたっぷりと配合され、瑞々しく潤いのある肌をキープします。
どろあわわ
容量:30g
価格:1,480円
<特徴>
- 3つの泥パワーが汚れに吸着し、毛穴の黒ずみをしっかりと落とします。
- お米を麹菌で発酵した美容成分 米麹エキスが肌を潤し整えてほぐします。
- 5つの美容成分で、洗顔中も美容成分が肌に浸透していきます。
肌に弾力や潤いがない状態は、いくら洗顔しても洗顔料が汚れを吸着しにくく、力が少しでも入ると肌が簡単に刺激されてしまいます。
どろあわわは、洗顔に適した肌環境を洗顔しながら作ることに着目しました。
そこで採用されたのがお米と発酵の力による米麹エキスと、米ぬかエキスです。
肌をほぐしながら、汚れを優しくかつごっそり落とす肌環境を作ることのできるお米と発酵の力は、毛穴の汚れの吸着力がアップしながら、よりしっとりとした肌を作り上げます。
オイルとクリームどっちがおすすめ?
オイルタイプとクリームタイプのクレンジング、毛穴にはオイルタイプが良さそうだなというイメージがありますよね。
確かに、メイクオフする力はオイルのほうが強く、次にクリームタイプ、そしてジェルタイプと続いていきます。
例えば、油分の多いオイルタイプは「マスカラもすぐに落ちる」「すすぎが素早くできる」ということから人気ですが、界面活性剤が多く配合されているため、肌への負担が大きくなる傾向があります。
オイルタイプは油分を多量に含み、水を加えた瞬間に白く乳化し、メイクを一気に落とすことができます。
それも界面活性剤を多く含んでいるからです。
デイリーに毛穴ケアのクレンジングとして使うならば、油分、水分のバランスが良いクリームタイプがおすすめです。
クリームクレンジングはメイクの汚れを綺麗に落としながらも、肌が必要とする潤いは落とさない理想的な働きをします。
界面活性剤の量は少なく、適度な油分を含み、肌に対して優しさとメイクオフの力の2つを兼ね備えています。
黒ずみの予防、皮脂や汚れ、メイクの汚れを浮かして落とすことができます。
特に毛穴ケアにクレンジングクリームを選ぶ時には、保湿力が高いものを選びましょう。
毛穴ケアのコツ
毛穴ケアは毎日の洗顔がやはり基本になります。
皮脂をしっかりと落とすようにすることが大切です。
しっかりと洗顔することが基本
毛穴の汚れや詰まり、黒ずみは毛穴から分泌される皮脂と古い角質がまじったものです。
皮脂は日々、分泌されているものなので、油とり紙で拭いても、とめどなくあふれてきます。
毎日のお手入れでケアしていくのが一番効果的です。
毎日の洗顔がやはり基本となるめ、皮脂をきちんと洗い落とすようにしましょう。
毛穴パックは2週間に1度程度にしておく
毛穴のざらつきや詰まりが気になるときには毛穴パックはオススメです。
しかし毛穴パックは肌に対する刺激が強いため、2週間に1度程度の使用を目安にしておきましょう。
クレイマスクなら週に1度程度を目安にしてもよいでしょう。
皮脂抑制に期待できるビタミンCを摂り入れる
ビタミンCは高い抗酸化作用が知られていますが、コラーゲンを増やす作用と、皮脂を抑制する作用があります。
化粧品で使う場合には肌に対する浸透力が高いビタミンC誘導体配合のものを選びましょう。
イオン導入期を使って週に1度程度、ビタミンCのイオンを導入するのも毛穴ケアに有効です。
まとめ
毛穴をきれいにすることが、美肌になるポイントです。
毛穴の目立ちを予防するためにも、その日の汚れはきちんと落としておきましょう。
余分な皮脂、メイク、古い角質を放置していると、雑菌の繁殖で炎症を起こしたり、皮脂の酸化から顔色そのものがくすんでみえるようにもなってしまいます。
クレンジングクリームで毛穴だけではなく、肌全体を健やかに維持していきましょう。