角栓はクレンジングで落とせるの?
毛穴にポツポツと黒ずみができ、いちご鼻のようになってしまうととてもショックです。
気づいたら毛穴に角栓が詰まっていた、という方も多いことでしょう。
この毛穴の角栓を落とすには、市販されているクレンジングでのケアがおすすめです。
しかし、本当に市販クレンジングだけで毛穴の角栓を落とすことができるのか気になります。
そこで、この記事では角栓を市販クレンジングで落とせるかについて、
- 毛穴の角栓とは?
- クレンジングの選び方と毛穴ケアにおすすめの市販クレンジング5選のご紹介
- クレンジングの正しい使い方
以上を中心に解説していきます。
角栓にお悩みの方で、市販されているクレンジングで毛穴ケアをしたいとお考えの方はぜひ参考にしてみてください。
毛穴の角栓とは?
それでは、私たちを悩ます毛穴の角栓とは一体何なのか、角栓について解説していきましょう。
角栓とは?
角栓とは、肌の皮脂腺から分泌された皮脂や古い角質などが毛穴に詰まってしまったものです。
この角栓が酸化することで、黒ずみ、いちご鼻のようになってしまいます。
角栓が詰まる原因とは?
毛穴に角栓が詰まってしまう原因は、皮脂の過剰分泌にあります。
皮脂の過剰分泌により皮脂が毛穴に詰まり、角栓となってしまうのです。
また、肌の乾燥は皮脂の過剰分泌を引き起こすだけでなく、肌のターンオーバーを乱す原因にもなります。
肌のターンオーバーが乱れると、通常は体外へ排出されるはずの古い角質や老廃物を排出する機能が低下します。
このことにより、古い角質も毛穴に詰まり、角栓となります。
角栓の詰まりを予防するためには、肌を保湿し、皮脂の過剰分泌を抑えることです。
また、普段からメイクをきちんと落としているようでも、洗い残しがあるとメイク汚れも毛穴に詰まってしまいます。
メイクを落とす際には肌に洗い残しがないようしっかりと洗うようにしましょう。
市販クレンジングの選び方
それでは、毛穴ケアを行う際の市販されているクレンジングの選び方についてご紹介していきます。
クレンジングは自分に合ったものを使うことが大切ですので、ぜひ参考にしてみてください。
クレンジングのタイプで選ぶ
まずは、クレンジングをタイプ別にご紹介していきます。
また、肌質別におすすめするクレンジングタイプも一緒にご紹介していきますので、自分の肌質を確認しつつ、どのクレンジングタイプが合うのかチェックしてみてください。
オイルタイプ
オイルタイプのクレンジングは濃いメイクでも落としやすいですが、合成界面活性剤の配合量も多く肌への刺激も強くなります。
オイルタイプのクレンジングを洗い流す際には、水ですとオイルが固まり、毛穴に詰まる原因にもなりますので、ぬるま湯で洗い流すようにしてください。
オイルタイプをおすすめするのは、皮脂の分泌が多く肌がテカってしまう脂性肌の方です。
また洗顔後は肌の乾燥を招きやすいので、乾燥肌の方は使用を避けましょう。
脂性肌の方も、クレンジング後は肌の乾燥をしっかりと行うようにしてください。
ジェルタイプ
ジェルタイプには水性と油性タイプがあり、水性タイプはクレンジング成分にオイルがほぼ含まれておらず、肌には優しいですが濃いメイクを落とすには向いていません。
油性タイプはクレンジング成分に含まれるオイル成分がジェル状に加工されており、水性に比べるとメイクの洗浄力は高いです。
手に取りやすいテクスチャーで、水に濡れた手でも使えることから入浴時にも使いやすいクレンジングです。
ジェルタイプは肌への刺激も少ないので、敏感肌の方におすすめです。
また水分を多く含んでいるので、乾燥肌の方にもおすすめのタイプです。
ミルクタイプ
ミルクタイプは水分が多く含まれており、濃いメイクを落とすには向いていません。
しかし、クレンジングの中でもミルクタイプは肌への刺激が少なく、敏感肌の方におすすめのタイプです。
バームタイプ
バームタイプは手に取る際には固めのテクスチャーですが、肌になじむと伸びてメイクを絡め取りすっきりと落とすことができます。
またバームタイプはメイクだけでなく毛穴の汚れなども除去してくれますので、毛穴ケアにおすすめです。
シートタイプ
シートタイプのクレンジングは、サッと拭くだけでメイクが落とせるのでとても便利です。
しかし、肌に摩擦を与え傷つけてしまうので、普段使いにはおすすめできません。
旅行の際など短期での使用をおすすめします。
配合されている成分で選ぶ
クレンジングとは、毎日のように肌に触れるものですので、肌に悪影響を与える成分が配合されているクレンジングはできるだけ避けたいものです。
そこで、クレンジングに配合されていると好ましくない成分についてご紹介します。
石油系合成界面活性剤
石油系合成界面活性剤とは、石油由来成分で生成されており、濃いメイクでもラクに落とす洗浄力を持っています。
しかし、その分肌への刺激が強く、また肌のバリア機能を破壊し皮膚の常在菌まで殺してしまうので、肌トラブルを引き起こしやすい成分と言えます。
クレンジングを選ぶ際には、この石油系合成界面活性剤が配合されていないクレンジングを選ぶようにしましょう。
鉱物油
鉱物油とは、石油を分留、生成させたオイルのことです。
以前は不純物も一緒に混合され、肌への悪影響が懸念されていましたが、今では技術の進歩により無害な鉱物油が生成されています。
しかし、鉱物油は油分と混ざりやすく、メイクを落とす際に肌の皮脂も過剰に落としてしまうことから、肌を乾燥させてしまいます。
そのため、特に乾燥肌の方がクレンジングを選ぶ際には鉱物油フリーのものを選ぶようにしましょう。
手頃な価格帯のものを選ぶ
クレンジングで毛穴のケアを日頃から行いたいのであれば、購入する市販クレンジングは手頃な価格のものを選ぶようにしましょう。
あまりにも高価なクレンジングを選んでしまうと、毎日使うのがもったいないからと少量しか使わないという方もいらっしゃいます。
しかし、それぞれのクレンジングには適量があり、少量のクレンジングでメイクオフすると、肌に摩擦を与えてしまい、傷をつける原因となります。
そのため、普段から使うクレンジングは継続して使いやすく、きちんと適量で使える価格帯のものを選ぶようにしましょう。
毛穴の黒ずみケアにおすすめの市販クレンジング5選
それでは、市販されているクレンジングの中でも毛穴ケアにおすすめのクレンジングを5選ご紹介していきます。
フルリ クレンジングジェル
- 毛穴ケアに適したジェルタイプのクレンジング
- メイクを落としながら美肌へと導く
- 12項目の無添加で肌に優しいクレンジング
毛穴の角質や皮脂を浮かせて落とすことができる、毛穴ケアに着目したジェルクレンジングです。
アーチチョーク葉エキスや7つのフルーツエキスを配合することにより、メイクを落としながら美肌へと導きます。
またクレンジングのベースとなる水は還元力の高い還元水を使用していますので肌への刺激も少ないです。
さらにオイルや着色料、アルコールなど12項目の無添加を実現し、安心して使える、肌に優しいクレンジングとなっています。
ファンケル マイルドクレンジング
- 濃いメイクもこすらずにするんと洗浄
- 毛穴の角質や汚れもすっきり除去
- 洗い上がりの肌を乾燥せず、しっかりとうるおいを保つクレンジング
落ちにくいメイクもこすらずにするんと落をすことができるので、肌への刺激が少ないオイルタイプのクレンジングです。
洗浄力の高いクレンジングですが、洗い上がりの肌を乾燥させず、うるおいのある肌を保ちます。
また頑固な角栓や毛穴の奥に入り込んだ角質や汚れもしっかりと溶かし、すっきりと除去します。
毛穴ケアにもおすすめのクレンジングです。
アンサージュ アーティオイルクレンジング
- メイクの洗浄力が高いクレンジング
- 洗い終えた肌はつっぱらず、しっとりとうるおいをキープ
- 自然由来のエキスを配合しており、毛穴ケアに効果的
オイルクレンジングならではのメイク落ちの良さを実感することができます。
まら、洗い終わった肌はつっぱることなく、しっとりとうるおいのある肌となります。
自然由来のエキスであるアーチチョーク葉エキスが毛穴ケアに有効的に働きかけ、毛穴の汚れもすっきりと落とします。
フィトリフト ホットクレンジングジェル
- 温感クレンジングが毛穴の奥の汚れもすっきりと洗浄
- 美容成分を91.2%も配合
- 植物性の保湿成分と毛穴の引き締め成分を配合
+4℃の温感ジェルが毛穴の奥に入り込んだメイク汚れや角質もしっかりと絡め取り、毛穴の角栓を除去することができます。
ローヤルゼリー酸やスクワランなどの美容成分を91.2%も贅沢に配合、メイクを落としながら美肌を目指すことができます。
また、植物性の保湿成分と毛穴引き締め成分が洗い終えた肌もうるおいをキープしつつ、肌を引き締める効果があります。
DUO ザ クレンジングバーム
- クレンジング、洗顔、角質ケア、マッサージ、トリートメントの5役割
- 独自開発の毛穴クリアカプセルが毛穴ケアに効果的
- 31種類のエイジングケア成分を配合
独自開発された極小の毛穴ケアカプセルが肌になじむことで、毛穴の汚れをすっきりと洗い流すことができます。
さらに肌に透明感やハリを与えてくれる31種類のエイジングケア成分が配合されており、使うたびに肌を磨き上げてくれます。
また、バームタイプのクレンジングは肌への摩擦も少なく、マッサージクリームとしても最適です。
クレンジングの正しい使い方
クレンジングはメイクを落とすだけでなく、毛穴に詰まった角質なども除去することができます。
しかし、間違った方法でクレンジングを行っていると、逆に肌を傷つけてしまいかねません。
そこで、クレンジングの正しい使い方をご紹介していきます。
- クレンジングを適量手に取り、Tゾーンから乗せていきます。
- メイクを落とす際は、顔の内側から外側に向かって指の腹で優しくなでるようにしてメイクとクレンジングをなじませます。
- 目元や口元は指に力を入れずなでるようにしましょう。
- クレンジングを流す際には、30~35度のぬるま湯でしっかりと落としましょう。
目元や唇のポイントメイクが濃い目の方は、先にポイントメイク用のリムーバーでポイントメイクを落としてから顔全体をクレンジングすることで、肌への刺激を抑えることができます。
毛穴の汚れが気になって何度もクレンジングをしたり、ゴシゴシと肌をこするようなことはやめましょう。
また、クレンジングの肌は乾燥しやすいので、肌の保湿も忘れないでください。
プラスαの毛穴ケア
毛穴ケアはクレンジングだけでは十分とは言えません。
そこで、普段からぜひ取り入れていただきたいプラスαの毛穴ケアについてご紹介していきます。
正しいスキンケア
毛穴ケアを行う際には、正しいスキンケアを行うようにしましょう。
洗顔方法
クレンジングの次に肌に負担をかけやすいのが、洗顔です。
そこで、肌への負担を減らし、毛穴のケアも行うことができる正しい洗顔方法についてご紹介します。
まず、毛穴の詰まりが気になり、一日に何度も洗顔をしている方もいらっしゃるかもしれませんが、肌への負担となり逆に肌を傷つけてしまいます。
洗顔は朝と晩の2回で十分です。
肌に負担をかけない、正しい洗顔方法は以下のようになります。
- 洗顔料を適量手に取り、よく泡立てます。
- 泡で顔を包むようにして優しく洗います。
- 泡を流す際には30~35度のぬるま湯で洗い落します。
- 顔を拭く際はタオルに水分を吸収させるように肌を軽く押すようにして拭きます。
注意点として、洗顔料をよく泡立てずに肌につけると、摩擦が生じ肌を傷つけてしまいますので、よく泡立てておきましょう。
泡を流す際には洗い残しがないよう、こめかみなどもしっかりと洗うようにしてください。
そしてタオルで顔を拭く際には、ゴシゴシと拭くと肌を傷つけてしまうので、顔を包むように優しく拭くようにしましょう。
最後に、洗顔後の肌は一気に乾燥しやすいので、洗顔後はすぐに化粧水などで肌を保湿するようにしてください。
毛穴パックの方法
毛穴の汚れを除去してくれる毛穴パックには、シートタイプと洗い流すタイプがあります。
それぞれには正しい使い方があり、また使用する際に注意していただきたい点があります。
それぞれの毛穴パックについて正しい使い方をご紹介します。
シートタイプ
シートタイプの毛穴パックは、肌に直接貼り付け、シートの粘着力で毛穴の汚れを除去するものです。
まず洗顔後の鼻周辺にシートタイプの毛穴パックを貼り付けますが、その際毛穴パックの中に空気が入らないように注意しましょう。
パックをしっかりと肌に密着させたら、パックが乾くまでしばらく待ちます。
夏場ではおよそ10~15分、冬場では5~10分が目安です。
パックが乾いたら、外側からゆっくりと剥がしていきましょう。
パックを外したら、毛穴を引き締める効果のある収れん化粧水で毛穴を引き締めるようにしましょう。
シートタイプは毛穴の汚れの除去に効果的ですが、肌への刺激が強めで、また毛穴が開きやすくなってしまいます。
そのため、パック後はすぐに収れん効果のある化粧水で毛穴をケアするようにしましょう。
洗い流すタイプ
洗い流すタイプの毛穴パックとはクリーム状またはクレイ状となっており、気になる小鼻周辺などに塗って洗い流すことで毛穴ケアができます。
洗い流すタイプも、洗顔後の肌の毛穴が気になる部分に塗り、5~10分ほど待ちます。
乾いてきたら洗い流す合図ですが、流す際には30~35度のぬるま湯で洗い流しましょう。
ぬるま湯で流すことでパックが溶けやすく、きれいに落とすことができます。
洗い流すタイプのものは、パック後肌を乾燥させやすいので、化粧水や乳液などでしっかりと肌を保湿するようにしましょう。
毛穴パックは肌のターンオーバーに合わせて行うのが効果的ですので、シートタイプでも洗い流すタイプでも、毛穴パックを行う頻度は月に1~2回にしましょう。
生活習慣
毛穴ケアのために見直していただきたい生活習慣についてご紹介します。
良質な睡眠を取る
睡眠不足はお肌の大敵とも言われているように、良質な睡眠をしっかりと取れていないと、肌のターンオーバーが乱れ、肌は老廃物などの排出機能を失ってしまいます。
老廃物や古い角質が体外へ排出されなくなれば、毛穴の詰まりやニキビの原因となってしまいます。
そこで、肌のターンオーバーを整えるためには成長ホルモンの働きが必要です。
ゴールデンタイムと呼ばれている夜の10時から2時の間は、私たちの体内の成長ホルモンの分泌が増えます。
この時間帯にしっかりと睡眠を取ることで肌のターンオーバーが整い、古い角質や老廃物を体外へ排出することができ、透明感のある肌を目指すことができます。
普段から睡眠不足の方は、ぜひ生活習慣を見直し、良質な睡眠を取るようにしましょう。
適度な運動
定期的に運動をすることは、新陳代謝の向上と血行促進につながります。
肌も新陳代謝が向上され、血行促進されれば、肌のターンオーバーが整い美肌への効果があります。
また、適度な運動はストレス解消にもなります。
私たちはストレスを感じると、肌の老化の原因ともなる活性酸素の働きが活発になります。
そこで、定期的に運動をしてストレス解消を図ることで、活性酸素の働きを抑え、肌の老化を防ぐことができますので、ぜひ生活習慣の中に運動を取り入れてみましょう。
まとめ
自分に合った市販クレンジングを選び、正しい方法でクレンジングを行うことで毛穴の詰まりを除去することができます。
しかし、皮脂の過剰分泌を防いだり、肌の乾燥を防ぐことが毛穴を詰まらせないための第一歩です。
毛穴ケアはクレンジングだけに頼らず、普段の生活習慣も見直し、体の内側から毛穴の目立たない美肌を目指すようにしましょう。