収れん化粧水をおすすめしたい方とは
化粧をしてから時間が経つと、肌がテカッてしまい気になるという方や、オイリー肌で皮脂の分泌をコントロールしたいと悩んでいる方も多いことでしょう。
これまで肌のケアには十分気を付けていたけれど、なかなか効果が表れないという方は、肌を引き締める働きがある収れん化粧水でのケアがおすすめです。
しかし、毛穴ケアなどに効くと耳にすることのある収れん化粧水で、本当に肌のテカリが改善されるのか気になるところです。
そこで、この記事では収れん化粧水で肌のテカリをケアできるのかについて、
- 収れん化粧水の説明
- 収れん化粧水の選び方とおすすめ5選をご紹介
- 収れん化粧水のデメリットとは
以上を中心に解説していきます。
肌がテカッてしまい化粧が崩れやすく悩んでいる方、収れん化粧水でスキンケアをしてみたいけれどどのような効果があるか気になっている方は、ぜひ参考にしてみてください。
収れん化粧水とは?
それでは、収れん化粧水とはそもそもどのような化粧水なのか、どのように肌に働きかけるのかについて解説していきます。
また、収れん化粧水を使用する際の正しい使い方と、収れん化粧水の選び方も一緒にご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
収れん化粧水の働きとは?
収れん化粧水の働きとは、肌の皮脂分泌のコントロールと毛穴の引き締め作用があります。
一般的な化粧水は肌にうるおいを与えてやわらかくし、肌をケアします。
しかし、収れん化粧水は皮脂の過剰分泌を抑え、毛穴をキュッと引き締める働きがありますので、一般の化粧水とは異なる性質の化粧水です。
また、多くの収れん化粧水にはアルコールが配合されており、このアルコールが肌から蒸発する際に肌の熱を奪います。
このことで肌の温度が下がり、毛穴が引き締まるというメカニズムになっています。
さらに、収れんという意味は引き締めるという意味であり、収れん化粧水の働きのひとつにはたんぱく質を変性し肌細胞を引き締めるという作用もあります。
収れん化粧水に配合されているアルコールやタンニンという成分は、このたんぱく質を変性させる作用があるため、毛穴の引き締めに効果的と言えます。
収れん化粧水の使い方
それでは、皮脂の過剰分泌を抑え、毛穴の引き締め効果のある収れん化粧水とはどのように使うとより効き目があるのでしょうか。
間違った使い方では収れん化粧水の効果を実感することができませんので、正しい使い方でスキンケアを行うようにしましょう。
そこで、ここでは収れん化粧水の正しい使い方についてご紹介していきます。
収れん化粧水を使う順番
収れん化粧水は肌の皮脂分泌をコントロールするため、収れん化粧水を使用すると肌が乾燥しやすくなります。
そこで、収れん化粧水を使用する際には、肌の保湿を守るため以下のような順番で使うようにしましょう。
- 洗顔
- 化粧水
- 乳液
- 収れん化粧水
上記のように、肌をしっかりと保湿して収れん化粧水を使うことで、肌の乾燥を防ぐことができます。
パッティングする
収れん化粧水を使う際には、手で肌になじませるのではなく、コットンを使いパッティングするようにしましょう。
コットンでのパッティングの際には、収れん化粧水をコットンにたっぷりとしみ込ませ、頬や額などの広い部分から行っていきます。
特に、テカリや毛穴の開きが気になる部分は丁寧にパッティングするようにしましょう。
ただし、コットンでのパッティングは肌に摩擦を与えやすいため、肌をこすらず優しくパッティングするようにしましょう。
部分使い
収れん化粧水は肌全体に使うだけでなく、肌のテカリや毛穴の開きが気になる部分に集中して使うという方法もあります。
収れん化粧水の部分使いの方法は、以下のようになります。
- 洗顔
- 収れん化粧水(部分的)
- 化粧水
- 乳液
洗顔後の肌に収れん化粧水を使うことで、肌をより引き締める効果があります。
その後、しっかりと肌の保湿を行うようにしましょう。
収れん化粧水の選び方
美肌に効果のある収れん化粧水を選ぶには、どのような化粧水を選んだらいいのか気になるところです。
そこで、収れん化粧水のおすすめの選び方をご紹介していきます。
配合されている美容成分によって選ぶ
収れん化粧水とは、肌のテカリを抑え、毛穴を引き締める働きがあります。
そこで、収れん化粧水を選ぶ際には、皮脂の過剰分泌を抑える有機酸やビタミンC誘導体が配合されたものを選びましょう。
そして毛穴を引き締める収れん作用のある美容成分とは、以下のような植物抽出エキスがあります。
- アーチチョーク葉エキス
- イノバラ果実エキス
- ハマメリスエキス
- イタドリ根エキス
- ローズマリーエキス
収れん化粧水の効果をしっかりと実感したいのであれば、上記のような美容成分が配合された収れん化粧水を選ぶようにしましょう。
保湿成分が配合されているものを選ぶ
収れん化粧水は肌を乾燥させやすい化粧水ですので、その分しっかりと肌を保湿する成分が配合されているものを選ぶようにしましょう。
保湿成分とは、コラーゲンやセラミド、アミノ酸、ヒアルロン酸などがあります。
肌の乾燥は皮脂の過剰分泌を促しますので、保湿成分が豊富に配合された化粧水を選ぶようにしましょう。
刺激の少ないものを選ぶ
収れん化粧水は配合されているアルコール濃度が高いものがあったりと、肌に刺激の強い化粧水です。
そこで、できるだけ肌への負担を減らすためにも、無香料・無着色などの無添加の化粧水を選ぶことをおすすめします。
また、特に敏感肌の方はアルコール濃度の低い収れん化粧水を選ぶようにしましょう。
おすすめの収れん化粧水5選
それでは、肌のテカリに効果のあるおすすめの収れん化粧水を5選ご紹介していきましょう。
ドラッグストアなどでも販売されているプチプラなおすすめ化粧水もありますので、ぜひ参考にしてみてください。
オルビス 薬用クリアローション
- 肌を保湿し、皮脂の過剰分泌を抑える成分を配合
- ニキビなどの肌荒れを改善
- 天然成分を配合し、肌のバリア機能を高める化粧水
繰り返すニキビのケアに着目した薬用ローションです。
肌が荒れるたびに低下してしまうバリア機能を、天然成分紫根エキスや甘草エキスが回復させ、繰り返す肌荒れを防ぎます。
皮脂を抑制し保湿成分で肌を整えるので、ニキビや肌のテカリに悩まない肌へ導いてくれます。
キャシーズセレクション C-MAXローション
- ビタミンC誘導体を高濃度に配合
- 天然成分ローズマリーエキスが引き締める
- 肌のキメを整え、透明感のある肌へと導く化粧水
過剰な皮脂の分泌を抑制したり、肌の引き締め作用のあるビタミンC誘導体を高濃度で配合し、肌トラブルのない明るい肌へと導きます。
収れん成分としてローズマリーエキスも配合、毛穴をキュッと引き締めます。
また皮膚学会でも有効な効果があることが報告されているリン酸アルコルビルMgを6%も配合、肌のキメを整え透明感のある肌を目指すことができます。
無印良品 クリアケア化粧水
容量:200ml
価格:1,290円
<特徴>
- 天然水を使用した肌に優しい化粧水
- フルーツエキスが肌のキメを整え引き締める
- 一年を通して使いやすいさっぱりとしたテクスチャー
岩手県釜石の天然水を使用したスキンケアシリーズのひとつで、無香料・無着色など無添加で弱酸性の肌に優しい化粧水です。
天然うるおい成分であるブドウ果実エキスやキウイエキスなど、4種類のフルーツエキスが肌のキメを整え、気になる毛穴を引き締めます。
さっぱりとしたテクスチャーでべたつかず、爽快感を得ることができます。
KOSE 薬用雪肌精ローションエクセレント
- 美容成分が角質層まで浸透
- 和漢植物成分と美白成分でエイジングケア
- メラニンの生成を抑え、美白効果が期待できる化粧水
収れん成分であるクエン酸や美容成分のビタミンC誘導体が肌の奥にまでしっかり浸透し、毛穴の目立たない美しい肌へと導きます。
保湿成分である5種の和漢植物成分を配合、肌の奥からキメを整え、ふっくらとした肌を目指します。
また美白成分がメラニンの生成を抑え、シミやくすみを予防します。
ちふれ 化粧水さっぱりタイプ
容量:150ml
価格:500円
<特徴>
- みずみずしく、つるんとした触りたくなるような肌へ導く
- 保湿成分を豊富に配合し肌にうるおいをキープ
- 無添加で肌に優しい化粧水
プチプラなのに肌に優しく、美肌への効果もある人気のちふれの収れん化粧水です。
ヒアルロン酸やトレハロースなどの保湿成分をたっぷりと配合し、肌をみずみずしくキメの整った肌へ導きます。
オイリー肌の人でもさっぱりと使える爽快感があり、肌をべたつかせません。
無香料・無着色で肌に優しく、敏感肌や肌荒れを起こしている方でも刺激を感じずに使うことができます。
収れん化粧水のデメリットとは?
肌のテカリや毛穴の開きをケアすることができる収れん化粧水ですが、使用する際のデメリットもあります。
収れん化粧水のデメリットとは、使用すると肌荒れの原因となる場合があるということです。
収れん化粧水に配合されているアルコールは、毛穴を引き締めるというメリットもありますが、肌の弱い方やアレルギーがある方にとっては肌荒れの原因となる場合があります。
そのため、敏感肌や普段から肌荒れを起こしやすい方は収れん化粧水を使用する際にはパッチテストを行ってから使用するようにしましょう。
また、普段から肌トラブルがない方でも、収れん化粧水を使いはじめて肌が荒れたり炎症を起こした場合には、すぐに使用を中止してください。
肌のテカリをケアするためには?
化粧水でケアするだけでなく、普段からできる肌のテカリをケアするおすすめの方法をご紹介していきます。
正しいクレンジング
肌のテカリをケアするためには、肌に最も刺激を与えてしまうクレンジングと洗顔を正しい方法で行うようにしましょう。
間違った方法でクレンジングや洗顔を行っていると、肌を傷つける原因となります。
そこで、まずは肌への負担をできるだけ減らした正しいクレンジング方法をご紹介していきます。
肌への負担をできるだけ減らすクレンジングの正しい方法とは、以下のようになります。
- クレンジングを適量手に取ります。
- Tゾーンからフェイスライン、Uゾーンにのせていきます。
- 肌の内側から指の腹で肌を優しく撫で、クレンジングとメイクをなじませていきます。
- 洗い流す際には30~35度のぬるま湯で洗い残しがないようにしっかりと流します。
クレンジングをぬるま湯で洗う理由は、冷たい水で洗い流そうとするとクレンジングが固まり毛穴に詰まってしまう可能性があるからです。
ぬるま湯はクレンジングの落ちもよくしてくれますので、熱過ぎない程度の温度でしっかりと洗い流してください。
また、目元や口元などのポイントメイクが濃い目という方は、まずはポイントメイク用リムーバーでポイントメイクを落としておくようにしましょう。
その後ベースメイクをクレンジングで落とすようにすると、肌への負担を減らすことができます。
正しい洗顔
次に、正しい洗顔方法についてご紹介します。
肌への負担をできるだけ少なくする洗顔方法とは、以下のようになります。
- 洗顔料を適量手に取り、よく泡立てます。
- Tソーンからフェイスライン、Uゾーンへ泡をのせていきます。
- 指の力で肌をこするのではなく、泡で肌を洗うイメージで顔を洗います。
- 洗顔料は30~35度のぬるま湯で流します。
- タオルで顔を拭く際にはゴシゴシと拭くのではなく、タオルに水分を含ませるようにして拭きます。
- 洗顔後は肌をよく保湿しましょう。
洗顔料を顔にのせる際には、よく泡立ててからにしましょう。
よく泡立てていない状態で洗顔料で肌をこすると、肌に摩擦を与え傷つける原因となります。
面倒くさがらず、しっかりと泡立てるようにしましょう。
洗顔料を流す際は、クレンジング同様ぬるま湯で洗い流すようにします。
その理由は、冷たい水ですと洗顔料が固まり毛穴に詰まる原因となりますし、熱いお湯ですと洗顔後の肌の水分が飛んでしまい乾燥肌となる恐れがありますので、注意が必要です。
食事
私たちの体は口から入ってきたものでつくられていると言われるほど、食事は肌にも影響を与えます。
そこで、オイリー肌でテカリが気になる方は、食事内容を一度見直してみることをおすすめします。
普段から油分の多い食事や砂糖のたっぷり入った甘いものを摂り過ぎていると、皮脂が過剰に分泌されテカリやニキビの原因となります。
また、オイリー肌を改善する栄養成分には以下のようなものがあります。
- ビタミンB2・・・牛レバー、豚肉、納豆
- ビタミンB6・・・にんにく、カツオ、まぐろ
- ビタミンC・・・アセロラ、いちご、小松菜、パプリカ
以上のような栄養成分を意識的に摂取し、テカリの気にならないさっぱりとした肌を目指しましょう。
良質な睡眠
皮脂が過剰に分泌され、肌がオイリーになりテカッてしまうのは、肌のターンオーバーの乱れが原因でもあります。
肌のターンオーバーは体内の成長ホルモンが作用して整えることができます。
この成長ホルモンが体内で分泌されるのは、私たちが眠っている夜間です。
特に、成長ホルモンが最も分泌されるのは夜の10時から朝の2時の間のゴールデンタイムと言われています。
そのため、このゴールデンタイムに良質な睡眠を取ることで成長ホルモンが分泌され、肌のターンオーバーを整えることができます。
睡眠不足は肌の大敵と言われていますので、普段寝不足の方は生活習慣を見直し、成長ホルモンが最も分泌されるゴールデンタイムに睡眠を取るようにしましょう。
まとめ
夕方になると肌がテカッて何度も化粧直しをしなければいけなかったり、毛穴の開きが気になってファンデーションを厚く塗っているという方は、一度収れん化粧水でのスキンケアを試してみてください。
収れん化粧水できちんとスキンケアすることで、スッピンでも自信の持てる肌を目指すことができます。
しかし、肌トラブルにお悩みの方は収れん化粧水に頼るだけでなく、体内からも美肌をつくるよう、生活習慣を見直していきましょう。