ハイドロキノンのおすすめの基礎化粧品とは?
美白成分として知られるハイドロキノンですが、基礎化粧品を使うことで本当に美白効果が得られるのか気になる人は多いのではないでしょうか。
今回は、そんな疑問を解消するために、
・ハイドロキノン配合の基礎化粧品の効果
・ハイドロキノン配合のおすすめ基礎化粧品
・おすすめのハイドロキノン配合基礎化粧品
などを詳しくご紹介します。
正しい知識で透明感のある肌を目指しましょう。
ハイドロキノン配合の基礎化粧品って効果ある?
医療機関でシミの治療薬としても使われているハイドロキノン。
「ハイドロキノン配合の基礎化粧品は医療用ではないから、思うような美白効果が期待できないのでは」と思う人も少なくないでしょう。
もちろん、基礎化粧品の持つハイドロキノンの期待効果と、医療用として用いられるハイドロキノンの効果は比べ物になりません。
医療用としてのハイドロキノンは濃度が高いため、よりすぐれた美白効果が期待できます。
しかし、ハイドロキノンは刺激性が強い美白成分でもあります。
国内で製造される基礎化粧品は、肌への安全性を考慮してハイドロキノンの配合量に上限が設けられているほどです。
ここで考え方を変えてみましょう。
“基礎化粧品は医療用に比べて期待効果が薄い”と思われがちですが、一時的にしか使用できない医療用のハイロキノンと違って、ハイドロキノン配合の基礎化粧品は毎日使用可能です。
医薬品のように即効性が期待できるわけではありませんが、ハイドロキノン配合の基礎化粧品を繰り返し使うことで、肌の透明感をキープしたり、シミやくすみの予防、初期段階のシミ解消が期待できます。
ハイドロキノンとは?
昨今では美白成分の一つとして注目を集めているハイドロキノンは、いちごやコーヒーなどに含まれる天然由来の成分です。
ハイドロキノンにはすぐれた還元作用や酸化防止作用があり、化粧品としてではなく写真の現像に使われていたこともあります。
その際、手が白くなったことでハイドロキノンに美白効果があることがわかり、研究を重ねて美白の基礎化粧品やシミ治療の医薬品として使われるようになったのです。
基礎化粧品とは?
基礎化粧品とは、化粧水や乳液、クリームのように毎日のスキンケアに使用する化粧品のことを言います。
とはいえ、なぜ毎日基礎化粧品を使わなければならないのか、疑問に思う人も少なくはないでしょう。
私たちの肌は、水分と油分のバランスが整うことで常にベストな状態をキープしていますが、紫外線や乾燥などの外的ダメージ、また加齢による新陳代謝の低下が影響すると、肌の水分・油分のバランスが乱れ、肌トラブルや老化につながります。
肌ストレスによって失われた水分や油分は、基礎化粧品で補う必要があります。
また、基礎化粧品は肌の土台を整えるだけではありません。
基礎化粧品に含まれる訴求成分によってスキンケア効果が期待できます。
ハイドロキノン入りの基礎化粧品の場合、訴求成分は美白作用のあるハイドロキノンということになります。
ハイドロキノン入りの基礎化粧品を使えば、肌の土台を整えると同時に、シミやくすみを防ぐ効果が期待できるのです。
ハイドロキノンの効果とは?
ハイドロキノンには、主にメラニンの生成をブロックしてシミやくすみを防ぐ美白効果が期待できます。
シミやくすみの原因となるメラニンは、紫外線はもちろん、ストレスや物理的な刺激で発生します。
本来肌を守るために発生するメラニンですが、過剰に発生すると次第に蓄積されていき、シミやくすみにつながるのです。
ハイドロキノンには、メラニンを合成するチロシナーゼの活性を抑える働きがあるほか、酸化されたメラニンを還元する働きも備わっているので、黒色化したメラニンを薄くする効果が期待できます。
ハイドロキノン配合の基礎化粧品は、シミやくすみの予防はもちろん、シミ予備軍対策にもぴったりなのです。
ハイドロキノン配合の基礎化粧品をおすすめしたい方
ハイドロキノン配合の基礎化粧品は、紫外線を浴びる機会が多い人、シミやくすみを防いで肌の透明感をキープしたい人におすすめです。
また、ハイドロキノン配合の基礎化粧品には部分専用の美容液(スポット集中美容液)も販売されています。
部分専用の美容液は、顔全体ではなく気になる部位に塗布し、ハイドロキノンの持つ還元作用で黒色化したメラニンを薄くしていきます。
初期段階の薄いシミであれば、ハイドロキノンのような美白化粧品を使うことでシミの解消が期待できるため、薄いシミをお手入れしたいという人にもハイドロキノン配合の基礎化粧品がおすすめです。
ハイドロキノン入り基礎化粧品の選び方とは?
ハイドロキノン入り基礎化粧品にはメーカーによってたくさんの種類ありますが、肌への安全性や目的に合わせて最適なものを選んでいきましょう。
ここからは、ハイドロキノン入り基礎化粧品を選ぶポイントについて3つご紹介します。
輸入のハイドロキノン入り基礎化粧品は避ける
海外で製造しているハイドロキノン入り化粧品には、国内製造の化粧品と違ってハイドロキノンの配合量に上限がありません。
なかには医療用レベル、またそれを超えるレベルのハイドロキノンが配合されている場合もあり、肌に強い刺激を伴う場合があります。
通販サイトでは簡単に輸入のハイドロキノン入り基礎化粧品を購入することができますが、肌への安全性を考慮するならできるだけ避け、国内製造のハイドロキノン入り基礎化粧品を選びましょう。
安定型ハイドロキノンを配合した基礎化粧品を選ぶ
ハイドロキノンには優れた美白効果が期待できますが、その反面で酸素や光、熱に弱いというデメリットがあります。
ハイドロキノンはもともと酸化しやすい成分なので、化粧品にそのまま配合するのが困難なのです。
しかし、ハイドロキノン入基礎化粧品のなかには、メーカー独自の処方でハイドロキノンを安定化させた化粧品もたくさん販売されています。
安定型ハイドロキノンがあれば、品質保持はもちろん肌にとってもハイドロキノンが効率よく浸透していくため、選び方の基準にすると良いでしょう。
目的に合わせたハイドロキノン入り基礎化粧品を選ぶ
顔全体の透明感をアップしたいのか、また初期段階の薄いシミだけを集中してケアしたいのかによって、基礎化粧品の選び方は異なります。
顔全体の透明感をアップさせたいなら、全顔使用できるローションやクリームでお手入れを続けると良いでしょう。
また、顔全体ではなく部分的にシミをケアしたいなら部分専用美容液をおすすめします。
ハイドロキノン入り基礎化粧品を取り入れて効率よく美白ケアを行いたいなら、目的に合わせたものを選ぶようにしましょう。
まとめ
ハイドロキノンの基礎化粧品には、シミやくすみの原因であるメラニンの生成をブロックする美白効果が期待できます。
また、ハイドロキノンは顔全体の透明感をアップさせたい方や部分的なシミをケアしたい人におすすめの成分なので、目的に合わせた基礎化粧品を選びましょう。