ハイドロキノンって黒ずみをケアできる?
「治したはずのニキビ跡が黒ずんできた」
「昔から悩んでる脇の黒ずみを取りたい」
など、何かと目立つ肌の黒ずみを落としたい方は多いと思います。
今回はそんな方向けに、ハイドロキノン配合の化粧品で黒ずみを取り除く方法をご紹介します。
なお、ハイドロキノン化粧品は肌への刺激が強いので、現在治療中の方や敏感肌の方は医師と相談してお試しください。
そもそも黒ずみの原因とは?
肌の黒ずみの原因となるものは主に以下の3つです。
・毛穴の中の角栓が黒い
・毛穴の緑が色素沈着している
・乾燥が激しく、毛穴が空いてしまっている場合
デリケートゾーンに関しては
・市販の除毛クリームやカミソリでアンダーヘアーの処理をして、肌に強い刺激が加わってダメージを受けている
・サイズの小さい下着を履くと摩擦によりメラニンが出て、黒く硬くなってしまう
の2つです。
ハイドロキノンで黒ずみをケアする方法
ハイドロキノンは肌の表皮部分にできた色素沈着や黒ずみを解消する効果を持ちます。
ですが肌の奥にまで広がっている黒ずみまでは落とすことができませんので部位によって向き不向きがあることもおさえておきましょう。
・シミ
洗顔後に化粧水などを塗ったあと、シミの部分にハイドロキノンクリームを塗ってください。
個人差はありますが1ヶ月ほどで効果を実感できるでしょう。
・脇
シミと違い、塗る箇所が広範囲になりますが黒ずみ以外の部分にはみ出て塗らないようにしてください。
お風呂上がりから20分ぐらい経過した時に塗るのが好ましいです。
夜に塗って朝にしっかり拭き取った方が安全です。
基本的には3ヶ月ほどで効果を実感できます。
・お尻
脇と同じように、気になる黒ずみ部分に塗ってください。
白班といって、関係ない場所に塗るとその箇所が白くなるため気をつけてください。
・デリケートゾーン
基本的には刺激に弱いデリケートゾーンに、肌への刺激が強いハイドロキノンクリームを塗るのはおすすめできません。
なのでどうしても試したい場合は医師の指導のもと行ってください。
また、
・デリケートゾーン向けに作られたクリームを使用する
・レーザー治療
といった選択肢もあります。
自分の肌、用途に合ったものを選ばれることをおすすめします。
ハイドロキノンに副作用はある?
ハイドロキノンの効果は強力ですが、その分肌への刺激が強く、肌トラブルの原因となることもあるため、使用量、使用法を守って使用してください。
・濃度の濃いものを長期間継続して使用してしまうと、効果が強すぎるあまり、肌が異常に白くなり、「白斑」と呼ばれる症状に至る可能性があります。
関係ない健康な部分には塗ってしまわないよう十分に注意してください。
・ハイドロキノンは肌への刺激が強いため、高濃度のものを使用すると肌が荒れてしまう可能性があります。
医師と相談の上使用してください。
・ハイドロキノンは光毒性があり紫外線に当たるとすぐに酸化しはじめ活性酸素を作り出し肌にダメージを与えます。
そのため、基本的には使用は就寝前にして日中の使用は避けてください。
ハイドロキノン配合の化粧品の選び方とは?
ハイドロキノン化粧品には皮膚科で処方されるものと、市販で購入できるものがあります。
基本的には市販のものの方が濃度が低くなっています。
まずはパッチテストをした上で、自分に合ったものを選択するようにしてください。
パッチテストは
・絆創膏のガーゼ部分にハイドロキノン化粧品を塗る
・それを二の腕に貼って、24時間異常がなければ基本的には大丈夫です。
パッチテストの途中で肌に異常があらわれたら、すぐに使用を中止して医師の診断を受診してください。
ハイドロキノン化粧品の入手方法としては主に以下の3つがあります。
・市販のものを購入する
市販のものは濃度が1~2%のものが多いです。
しっかりとパッチテストをした上で使用してください。
・皮膚科で処方してもらう
皮膚科で処方してもらえるものは3~5%ほどの高濃度のものが多く即効性のあるものが多いです。
濃度が高い分、肌への刺激も強くなるので注意が必要です。
・個人輸入で取り寄せる
海外のものを個人で取り寄せる場合は、高濃度のものを自分で購入することも可能です。
一方で、ハイドロキノン化粧品は扱い方を間違えると大きな肌トラブルに繋がるため、海外の粗悪品などには十分気をつけましょう。
ハイドロキノンの正しい使用方法とは?
使用方法としては、就寝前にスキンケア終了後に塗るのが望ましいです。
ハイドロキノン化粧品は紫外線に当たると酸化して肌にダメージを与えるので十分に注意してください。
・ハイドロキノンの正しいステップ
基本的なステップとしては以下になります。
①パッチテストを行う
②夜、スキンケア終了後に塗る
③朝、しっかりとクリームを落とす。
日中使用する場合は必ず日焼け止めを使用してください。
また、パッチテストは肌トラブルを未然に防ぐための効果的な手段であるため、行うことを強くおすすめします。
・デリケートゾーンに塗る時の注意点
基本的にはデリケートゾーンに塗るのはおすすめしません。
ハイドロキノンは肌への刺激が強いため、刺激に弱いデリケートゾーンに対しては危険性もあるためです。
試したい場合は一度医師の診断を受けた上で塗ることをおすすめします。
・こんな方は控えよう
・皮膚の病気などを治療中の方
・敏感肌の方
は肌への刺激でさらに悪化する可能性があるため、必ず医師の診断を受けてからにしてください。
一般的な黒ずみ対策として、ハイドロキノン以外にも、トレチノインを使うことがあります。
トレチノレインは、肌のターンオーバーを促進させるビタミンAを誘導し、古い角質ケアに効果が期待できますが、ハイドロキノンとトレチノインの同時使用はやめましょう。
黒ずみを予防するには?
黒ずみは、なってしまってからでは遅いので、最初からできないように予防しておくことが大切です。
・日焼け止め対策はしっかりと
紫外線が当たらないようにしっかりと日焼け止めを塗り、肌に紫外線が当たらないようにしましょう。
・保湿も大切です
毎日、入浴後や起床後には、保湿を行いましょう。
油分や黒ずみに対する有効成分が多くに含まれている保湿クリームが望ましいです。
・肌は清潔に保ちましょう
肌を清潔に保つことが、皮脂が毛穴に詰まって黒ずみになることを防げます。
クレンジングの量が少なくてメイクの落とし残しなどがあると、毛穴に入ってしまい、酸化して黒ずみの原因となるのでしっかりと洗顔をしましょう。
また、デリケートゾーンに関して
普段からなるべく掻いたり通気性の悪い下着を着用したり、過度な刺激を加えないことが重要です。
特にイスに座る機会の多い人は注意が必要です。
黒ずみを綺麗に消したい方は専門家へ
他にも黒ずみを綺麗にしたい方は、レーザー治療などの選択肢もあります。
なんども言いますが、デリケートゾーンなどは医師と相談された方が安全です。
ハイドロキノン化粧品は扱い方を間違えると大きな肌トラブルに繋がるため、十分注意をして、専門家と相談をしてみてください。
まとめ
いかがだったでしょうか。
黒ずみは自然発生的なものではありますが、基本的には肌を守るためにできるものです。
体質で悩んだりしている方は予防することで少しは改善されると思います。