最終更新日:2018年10月23日
目立ったシミの部分・肌全体のくすみ、そんな悩みにダイレクトに働きかけてくれる成分が「ハイドロキノン」です。
これまでの美白ケアでも諦めていた肌への、まさに救世主といえるでしょう。
そこでこの記事では、以下の内容を紹介します。
肌との相性をチェックできるトライアルもありますので、気軽に試してみましょう。
※記事内に記載のある「美白」とはメラニンの生成を抑え、日焼けによるシミ・そばかすを防ぐことです。
ハイドロキノンを選ぶコツ
実際どれほどの効果があるのか、が気になるところですよね。
こちらでは、ハイドロキノンの効果や副作用など、使う前に知っておきたい重要ポイントについて解説します。
ハイドロキノンの効果
ハイドロキノンは「最強の美白成分」「肌の漂白剤」などという表現をされます。
おもな効果は、以下のとおり。
- できているシミを薄くする
- シミを予防する
シミのもととなるメラニンは、紫外線ダメージなどから細胞を守るために作られます。
本来古くなったメラニンは排出されていくものですが、ターンオーバーが乱れていると上手に排出できず、残ったメラニンが酸化して色づき、シミとして表面化する仕組みです。
そして、ハイドロキノンには、色付いてしまったメラニンを薄くする力「還元作用」があり、ほかの美白成分と比べて非常に強く作用します。
同時にメラニンが作られる段階で働く酵素にアプローチし、働きを抑制してくれる作用もあるため、予防としても有効な成分です。
ハイドロキノンの副作用
ハイドロキノンをクリームなど、肌に塗布することでリスクのある副作用は、以下のとおり。
- 乾燥
- 炎症
- ニキビ
通常、化粧品に配合されている濃度であれば、ほぼ問題なく使えます。
しかし、ハイドロキノンは保湿力を低下させてしまうため、乾燥が引き金となって肌トラブルが起こることも。
ハイドロキノンクリームを使っている期間は、いつも以上に保湿ケアをていねいに行ってください。
ハイドロキノンクリームの選び方
シミへの効果を実感するためには、自分にあったクリームを選ぶことが重要です。
ハイドロキノンの濃度をチェック
市販のクリームに配合されているハイドロキノンの濃度は、皮膚科処方などのものと比べて低めです。
そのため刺激も少なく安心して使うことができますが、ヒリヒリを感じやすいなど敏感な肌質の場合は、より安全性を意識して選びましょう。
ハイドロキノンを濃度で選ぶときの目安は、以下のとおり。
- 1~3%:副作用リスクがほぼなく、初めてハイドロキノンを使う人にもおすすめ
- 4~5%:赤みや刺激を感じる可能性があるが、即効性が高くなる
- 6%以上:医師の処方が必要な濃度となり、市販での配合は不可
安定化・浸透力UP・保湿力をチェック
ハイドロキノンは、熱や光に弱い・肌バリアにはじかれやすい、という特徴を持っています。
ハイドロキノンクリームを選ぶときには、ハイドロキノンの安定化・浸透力UPの工夫がされているかをチェックしましょう。
また、ハイドロキノンの使用期間中は、肌の保湿力が下がってしまいます。
クリームとは別に保湿ケアをすることも重要ですが、保湿成分が配合されているクリームであれば、肌を乾燥から守ることができます。
トライアルセットで試す
とくに初めてハイドロキノンを使う人・敏感肌の人は、必ず肌とハイドロキノンクリームとの相性を確かめてから使ってください。
ハイドロキノンが合わない場合もありますが、選んだ商品(メーカー)が合わないこともあります。
低価格で気軽に試すことのできる、トライアルセットから試してみるのがベストです。
おすすめのハイドロキノンクリーム5選
それでは、編集部で厳選したおすすめのハイドロキノンクリームを5つ、紹介します。
①ビーグレン QuSomeホワイトクリーム1.9
内容量:15g
価格:6,480円
<特徴>
- ハイドロキノン配合量1.9%
- 独自処方によるバツグンの浸透力
- フルライントライアルセット:1,800円
薬学博士が開発し、最新のテクノロジーを活用しているビーグレンは、圧倒的な実感力が人気のブランドです。
たった1.9%の濃度でも、独自処方によりハイドロキノンを安定化させ、シミの根元までダイレクトにアタックする高い浸透力を実現。
ビタミンC誘導体などたっぷりのうるおい成分も配合しているため、顔全体になめらかに馴染み、部分的なシミ・顔全体のくすみの両方に働きかけるクリームです。
7日間分のトライアルセットをフルラインで使って、メイク映えするつややかな肌への変化を実感してください。
②アンプル―ル ラグジュアリーホワイト コンセントレートHQ110
内容量:11ml
価格:10,800円
- ハイドロキノン配合量2.5%
- 新安定型ハイドロキノン採用で低刺激
- フルライントライアルセット:1,890円
アンプルールは国産ドクターズコスメとして、数多くのベストコスメを受賞し、口コミ人気も高いブランドです。
スポットタイプのクリームに配合された新安定型ハイドロキノンは、時間差で夜通しシミに作用し続けてくれるもの。
ジェルタイプで密着しやすく、植物由来のうるおい成分が肌をやわらげながら浸透していきます。
濃厚なとろみ系ローションなど保湿力が人気のアンプル―ル美白ラインは、もっちりとしたマシュマロ肌を目指せる内容です。
③アンドシーム ホワイトラッシュHQクリーム
内容量:15g
価格:2,592円
- ハイドロキノン配合量5%
- ハリ・ツヤ・弾力ケア成分を配合
- 継続しやすいコスパ
Amazonでの口コミ評価が高く、ベストセラー商品になっている高濃度ハイドロキノンクリームです。
市販のクリームではトップクラスの5%配合ながらも、リンゴ幹細胞エキスをあわせ、安定化・低刺激に処方されています。
さらに、ヒアルロン酸・コラーゲン・プロテオグリカンなど、美容液のような高保湿成分で、弾力のあるしっとり肌仕上げ。
ピンポイントケアにおすすめのクリームで、1本3,000円以下というコスパも魅力です。
④プラスキレイプラスナノHQ
- ハイドロキノン配合量4%
- ビタミン類の配合で相乗効果UP
- 肌なじみのいいテクスチャー
美容アドバイザーもイチオシすることの多いプラスナノHQは、ハイドロキノンを4%配合した集中ケアタイプのクリームです。
ナノ化したハイドロキノンに、レスベラトロール・ビタミン類を配合することで安定化させ、新鮮な状態でアプローチします。
いつものスキンケアの仕上げに、気になる部分にポンポンと馴染ませるだけでOKのお手軽さも人気。
楽天ランキングでも1位を獲得し、高濃度で口コミ評判のいいアイテムを探している人におすすめです。
⑤デルミサ スキンフェイスドクリーム
- ハイドロキノン配合量2%
- 世界的に人気のコスメブランド
- 純ハイドロキノンを使用
米国やアジア各国を中心に人気の高いコスメブランドで、日本でもリピート率の高いクリームです。
美肌力を底上げするビタミンCも配合され、ハイドロキノンとのダブルパワーで透明肌にみちびきます。
熱や光に強い特殊なチューブ(容器)を使用することで、ハイドロキノンを劣化から守っているのも、ポイント。
かんぱんのように加齢で増えるシミや。肩や腕などのボディにも使え、1本持っておくと安心のアイテムです。
ハイドロキノンをおすすめしたい方とは?
ハイドロキノンは、濃いシミ・くすみに悩む肌におすすめの成分です。
先ほど解説した「還元作用」は、ビタミンCなどにも含まれていますが、ハイドロキノンの作用はそれらの何倍にも上ります。
「なにを試してもシミがまったく改善されない…。」という人にこそ、試してもらいたい成分のひとつ。
とくに、加齢や出産で、以下のようなシミに悩む人におすすめです。
- 日焼けのあとがシミになっている(老人性色素沈着)
- 左右対称にシミができている(かんぱん)
- ニキビ跡など炎症がシミになって残っている(炎症性色素沈着)
目立ったシミなら「部分用」、くすみやそばかすなら「顔全体用」など、クリームを使い分けてくださいね。
ハイドロキノンクリームの基礎知識
ここでは、ハイドロキノンの基礎知識について解説をしていきます。
ハイドロキノンの注意事項
ハイドロキノンを使っている肌は、紫外線ダメージを受けやすくなっています。
これは、本来紫外線から細胞を守るために作られるメラニンの働きが抑制されてしまうからです。
そのため、ハイドロキノンを使っていても、紫外線ケアをしなければかえってシミを濃くしたり増やしたりします。
日差しの弱い日や、家のなかにいる日でも、毎日の紫外線ケア(日焼け止め)を忘れないようにしましょう。
ハイドロキノンクリームQ&A
「ハイドロキノンクリームを使って、こうなったらどうするの?」という疑問を解消します。
肌に湿疹ができたら使用をやめるべき?
ハイドロキノンクリームで肌に湿疹がでたら、すぐに使用をやめましょう。
ハイドロキノンに限らず、化粧品で湿疹がでた場合、なんらかの成分もしくはその商品が肌にあっていないということです。
どれくらいの期間で美白になるの?
ハイドロキノンクリームを使った場合、平均すると1ヶ月~3ヶ月程度でシミへの効果を実感できます。
もちろん個人差の大きいことですし、例えハイドロキノンでも「シミがなくなる」はあまり期待しないほうがいいでしょう。
高い濃度のものの方がよく効くの?
即効性だけに関しては、濃度と比例して高くなっていきます。
しかしその分、乾燥などの肌トラブルリスクも上がります。
市販のハイドロキノンクリームに関しては、濃度の高さよりも浸透力や持続力が重要です。
デリケートゾーンにも塗っていいの?
顔に使用する目的のクリームをデリケートゾーンに塗るのは、NGです。
デリケートゾーンの黒ずみをケアしたい場合は、専用の商品が販売されていますので、そちらを試してみてください。
専門家にも相談してみよう
シミの状態がイボイボ・徐々に大きくなっている、などの場合にはクリームではなく専門家への相談をおすすめします。
そういった状態をセルフケアで改善していくことは難しいためです。
また、あまりにも濃いシミの場合でも、美容クリニックや皮膚科へ行ってみましょう。
まとめ
ハイドロキノンクリームは、正しく使えば安全に継続していけるケアのひとつです。
まずは3ヶ月を目安に集中美白ケアをはじめて、透明感あふれるうるおい素肌を作ってくださいね。