最終更新日:2019/02/05
「シミを消したいけれど、何を使用したら良いか分からない。」「シミに効果のある成分は何?」そんなシミへの悩みには、シミ対策クリームをおすすめします。
シミ対策クリームをおすすめしたいかたは以下に当てはまるかたです。
- 部分的なシミやくすみが気になる
- 目元の透明感がなくなってきたと感じる
- 日中外に出ていることが多い
以上のかたにシミ対策クリームはおすすめです。
ぜひ本記事を参考にシミ対策に取り組んでみてください。
シミの症状とは?
シミ対策クリームを選ぶことで重要なことは、ご自身のシミがどのようなシミなのかを理解することから始まります。
ご自身のシミがどの種類かを理解して、そのシミに適したシミ対策クリームを使用する必要があります。
シミの種類は大きく分けて以下の通りとなります。
- 日光性黒子
- 肝斑
- そばかす
- 炎症後色素沈着
日光性黒子とは
日光性黒子とは、主に紫外線によるメラニン色素の過剰な生成が原因で発生するシミです。
シミの中でもこの日光性黒子で悩まれるかたは多く、年齢とともにシミの濃さが増したり多くなってしまいます。
特徴はシミとシミが生じていない箇所での境界線がはっきりしています。
紫外線にさらされている肌全てに対して出現してしまうシミです。
肝斑とは
肝斑とは、主に紫外線・ストレス・ホルモンバランスの乱れ・摩擦が原因で発生するシミです。
特徴は目元・額・頬・口周辺に左右対称に発生するシミです。
そばかすとは
そばかすとは、主に遺伝的な原因で年齢に関係なく発生するシミです。
特徴は数ミリの小さな丸いシミで、子供の頃から出現することが多くあります。
炎症後色素沈着とは
炎症後色素沈着とは、傷やニキビなど皮膚が炎症を起こした後に発生するシミです。
顔だけではなく、肌全体に発生するシミです。
以上がシミの代表的な種類となります。
シミの種類によって、シミ対策クリームが効果的かどうかがわかります。
また、シミを予防すること、できてしまっているシミを改善することの2点でシミ対策クリームの選び方は変わります。
シミ対策クリームでも、シミを予防することができても既にできてしまっているシミに対しては効果が感じられにくい場合もあるからです。
市販シミクリームの選び方
市販のシミクリームを選ぶ際に注目するポイントは以下の3つです。
それぞれについて解説します。
シミを薄くする効果のある成分
それぞれ解説します。
ハイドロキノン
ハイドロキノンとは、メラニン色素を生成する元となるメラノサイトに直接働きかけてメラニン色素を分解させる作用により、シミへの還元作用の効果がある成分です。
具体的に、皮膚に沈着したメラニンを無色化させる効果となります。
また、メラニン色素の生成を抑制する効果もあります。
2001年まで医薬品として扱われてきましたが、厚生労働省により低い濃度であれば化粧品に配合することが認められるようになりました。
還元作用は強力なため、肌に刺激を感じたり赤みを生じたりなどの副作用も他の美白成分よりも出やすい傾向があります。
敏感肌のかたは使用する前にパッチテストをおこなうようにしましょう。
市販ではあまり出回っていない成分なのが難点です。
美白成分のハイドロキノンはどれくらいの期間使えば効果が実感できるの?当記事ではハイドロキノンの効果やハイドロキノンが含ま…
ビタミンC誘導体
ビタミンC誘導体は、抗酸化作用があり、黒色メラニンを無色化させる効果があります。
ビタミンCの弱点である成分の不安定さと肌への浸透性の悪さを改良した成分です。
Lシステイン
Lシステインには、黒色メラニンを還元させてシミを薄くさせる効果があります。
ターンオーバーを正常化させて黒色メラニンを排出させる効果もあります。
シミを予防する効果のある成分
それぞれ解説します。
ビタミンC誘導体
ビタミンC誘導体は、上記でシミを薄くすることを解説しましたが、予防する効果もあります。
シミの原因となるメラニン色素の生成を抑制する作用があります。
シミの原因となる活性酵素であるチロシナーゼを抑制する作用があるため、シミ予防に繋がります。
アルブチン
アルブチンはチロシナーゼを阻害する作用があり、メラニン色素の生成を抑制するためシミを予防することができます。
アルブチンは、ハイドロキノン誘導体と表記されていることもあります。
理由はアルブチンがハイドロキノンを参考に作られた成分のためです。
アルブチンはハイドロキノンとグルコースを結合させた成分であるため、ハイドロキノン誘導体との別名がある理由です。
しかし、アルブチンにはハイドロキノンのようにシミを薄くする効果はなく、あくまで予防する成分となります。
プラセンタエキス
プラセンタエキスは、チロシナーゼを抑制する作用があり、メラニン色素の生成を抑制する効果があります。
また、ターンオーバーを正常化させる作用もあるため、メラニン色素を排除させる効果もあります。
その他女性ホルモンのバランスを整える作用もあります。
保湿成分
シミ予防では美白成分と同様に保湿することが重要となります。
乾燥した肌では、バリア機能が低下してしまいます。
そのため、紫外線のダメージが受けやすく、乾燥自体によるダメージによってシミが生成されやすくなってしまいます。
肌のターンオーバーが正常ではない状態のため、メラニン色素が肌に蓄積しやすい状態にもなります。
また、必要な成分を効率良く肌に補えるようにするためにも、乾燥を防ぐことは必要です。
そのためには、保湿性のある成分が含まれている化粧品を使用することが重要です。
<おすすめの保湿成分>
- ヒアルロン酸
- コラーゲン
- セラミド
- スクワランオイル
以上のような成分配合のクリームがおすすめです。
市販のシミ対策クリームおすすめの5選
それでは、これからおすすめの市販のシミ対策クリームをご紹介してまいります。
メラノCC 薬用しみ 集中対策 Wビタミン浸透美容液
内容量:20mL
価格:891円
<特徴>
- 2種類のビタミン配合
- 殺菌成分と抗炎症成分でニキビも予防
- 集中スポット型クリーム
こちらの商品は、美白有効成分である活性型ビタミンCにより、シミやそばかすを防ぐ効果が期待できます。また、ビタミンE誘導体により、血行を促進させてくすみを改善させる効果が期待できます。
それらの2種類のビタミンにより、美白を効果的に促すことが期待できます。
また、殺菌作用のあるイソプロピルメチルフェノールと抗炎症作用のあるグリチルリチン酸によって、ニキビを予防することができます。
べたつかないリキッドタイプとなっているため、べたつきが苦手なかたにおすすめなシミ予防クリームです。
気になる箇所に使用する、スポット型クリームです。
プラセホワイター 薬用美白エッセンスクリーム
内容量:55g
価格:795円
<特徴>
- プラセンタ配合
- 乾燥によるシワにも有効
- 顔全体のシミ予防
こちらの商品は、プラセンタにより美白と保湿を期待できる商品です。美白効果を相乗するハトムギエキス・保湿効果を相乗するコラーゲンが配合されています。
メラニン色素の生成を抑制し、ターンオーバーを正常化させてシミを薄くさせる効果が期待できます。
また、シワに対しての効能評価試験済みであり、乾燥によるシワを改善する効果が期待できます。
乾燥とシミやくすみを顔全体で予防できる市販商品で、コスパが良いのも魅力的でしょう。
ちふれ 美白クリームAR
内容量:35g
価格:1,600円
<特徴>
- 美白有効成分アルブチン配合
- 保湿成分ヒアルロン酸配合
- 無香料
こちらの商品は、美白有効成分のアルブチンが配合されており、チロシナーゼを抑制する作用します。メラニン色素の生成を抑制するため、シミ効予防に期待ができます。
ヒアルロン酸も配合されており、こっくりとしたテクスチャーとなっております。
無香料であるため、香料が苦手なかたにもおすすめです。
ケシミンクリーム
内容量:30g
価格:1,210円
<特徴>
- ビタミンC誘導体配合
- 独自成分のバージニアホワイト配合
- 集中スポット型クリーム
こちらの商品は、メラニン色素の生成を抑制し還元作用もあるビタミンC誘導体が配合されている集中スポット型クリームです
独自成分であるバージニアホワイトは、抗酸化作用と保湿作用があります。
肌の酸化を防ぐことにより、活性酵素の生成を抑えます。
活性酵素の生成抑制作用と保湿作用でシミとシワを予防する効果があります。
こちらは保湿性よりも美白性を重視した商品となっております。
気になる箇所に使用するスポット型クリームとなっております。
サンソリット ホワイトHQクリーム
内容量:30g
価格:6,850円
<特徴>
- 4%ハイドロキノン配合
- シミに対して徹底的にアプローチする
- 長期保存が可能
こちらの商品は、市販されている美白クリームの中でも高濃度のハイドロキノン成分を配合されている美白クリームです。シミを予防するだけではなく、シミへの還元作用がありますので、既にあるシミへの効果も期待できます。
高濃度のハイドロキノン成分が配合されているクリームはスポット型クリームが多い中、こちらは顔全体に使用できる商品となっております。
ハイドロキノンの特性として、成分の劣化のしやすさが弱点であったり、保存方法も冷蔵保存をすることが必要な点があります。
しかし、こちらの商品は冷蔵保存なしで長期保存が可能なのが特徴です。
顔全体のシミに徹底的にアプローチする商品としておすすめです。
市販のクリームをシミ対策に使うおすすめの方法
市販のシミ対策クリームを使用するにあたって、以下の使用方法がおすすめです。
- 朝よりも夜に使用する
- 成分の濃度によって気になる箇所・顔全体と使用範囲を変える
- 還元作用の高いものは紫外線予防を徹底する
朝よりも夜に使用する
シミ対策クリームは、朝よりも夜に使用することが効果に大きく期待できます。
夜は睡眠によって肌の再生と取り込まれた栄養がすみずみまで行き渡りやすくなるからです。
また、お風呂から出てきた時の顔は血行が促進されている状態なので、有効成分がより浸透されやすくなっております。
特に、シミの還元作用の高い成分は、紫外線によってシミを悪化させてしまったり肌トラブルを引き起こしてしまうことがあるため、朝に使用するよりも夜に使用することがベターです。
成分の濃度によって気になる箇所・顔全体と使用範囲を変える
多くの市販のシミ対策クリームは、シミを薄くさせる効果よりもシミを予防する効果が得られやすい特徴があります。
さらに市販のシミ対策クリームは、安価で手に入りやすいものもありますので、顔だけではなく、シミが気になる箇所に使用するのもおすすめです。
しかし、有効成分の濃度が高ければ高い程、肌への刺激として捉えてしまうことがあります。
また、濃度が高い場合シミへのアプローチも高い分、肌のバリア機能を低下させる作用も大きくなる可能性が高くなります。
そのため、濃度によって使用範囲を変えるようにしましょう。
<濃度が低いクリーム>
シミを予防する成分であり、その濃度が低いクリームであれば、顔全体に使用しましょう。
<濃度が高いクリーム>
予防をする成分の濃度が高いクリームであれば、シミの気になる箇所にポイントケアとして使用しましょう。
ただし、シミを薄くさせる還元作用の効果があるクリームに対しては、1~3カ月以内の短期間での使用をおすすめします。
作用が強いため、副作用のリスクが予防するクリームよりも大きいためです。
普段からシミの予防を
できてしまったシミを薄くさせることはすぐにはできません。
また、シミによっては効果が得られない場合もあります。
シミを予防することを始めることが重要です。
シミを予防するためには以下の通りとなります。
- 紫外線対策をする
- 摩擦を避ける
- 一日の蓄積したダメージをスキンケア用品で削減し肌に栄養を与える
紫外線対策をする
一年を通して紫外線対策は必要です。
建物内にいても、紫外線は肌の奥まで届きダメージを与えます。
紫外線によるダメージを避けるためにも、一年を通してUVカットクリームを使用しましょう。
摩擦を避ける
シミの原因は摩擦による肌へのダメージも含まれます。
洗顔時はゴシゴシ洗いをせず、よく泡立てた洗顔料で優しく洗うことを心がけましょう。
また、タオルを使用する際も肌に優しく押し当てるようにしましょう。
摩擦からのダメージを避けるにも、保湿は必要です。
保湿された肌はバリア機能を高めさせます。
乾燥を防ぐことも摩擦からのダメージを軽減させることができます。
一日の蓄積したダメージをスキンケア用品で削減し肌に栄養を与える
シミを作らないようにするためには、一日の蓄積したダメージを次の日に持ち越さないようにすることです。
そのためには、スキンケア用品で肌へ栄養を与えましょう。
美白成分と保湿成分の含まれる化粧水で保湿力を高めたあとにシミ予防クリームを美容液として使用することをおすすめします。
美白成分が含まれる化粧水とシミ予防クリームによって相乗的にシミをより予防させやすくなります。
そのあとは保湿成分が蒸発しないように乳液で肌に蓋をしましょう。
乳液を使用することで保湿効果は持続させられます。
市販のシミ予防クリームはほとんどの商品が予防することが目的となっております。
シミを作らないためにも、シミを予防することは普段からのケアが必要です。
毎日の予防によって、シミの生成を防ぎましょう。
まとめ
市販のシミ予防クリームを今回ご紹介しました。
シミのない肌を作るためには、予防することから始めましょう。
シミを予防することは、必ずしも高価格である必要はありません。
成分をご自身で確かめて購入することのできる市販品でシミ対策は可能なのです。
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