年齢肌にはファンデーション?
「ファンデーションの乗りが悪い」
「ファンデーションが浮いて見える」
「夕方になると頬に粉が吹いてくる」など、このような症状はお肌の曲がり角かもしれません。
いわゆる年齢肌と言われる状態で、年齢を重ねるほど、ベースメイクで肌色のトーンを整えるのが難しくなってきます。
肌の悩みを上手にカバーしながら薄いメイクで美肌っぽく見えるのが理想的ですよね。
そこで、今回は
- 年齢肌の症状と原因は何?
- 年齢肌を上手にカバーするファンデーション厳選3選
- 年齢肌をストップさせるケア方法
など気になる年齢肌をカバーするファンデーションの選び方を中心にお届けします。
年齢肌とは?
年齢肌とはどんな肌をいうのでしょうか?
赤ちゃんの頃はつるつるのもちもちとした肌が成長期、思春期を経て20代前半から30代前半までが女性の肌は最も美しいとされています。
この時期は女性ホルモンのエストロゲンが一番活発に分泌されている時期で、肌も髪の毛もツヤツヤとして潤いのある肌です。
ところが30代後半を過ぎてくるとエストロゲンの分泌が減少し始めます。
それによって起こるのが年齢肌です。
今まで使ってたファンデーションが浮くようになった、今までのスキンケアだけで肌がもっちりしない、一晩ぐっすり眠っても肌が復活しない、といった症状が出るようになったら、それは年齢肌のサインだ、と思ったほうがよいでしょう。
年齢肌の症状と原因
女性ホルモンの減少をきっかけに起こり始める年齢肌。
年齢肌の症状は主に
・肌の乾燥
・しわ、たるみ
・シミ、くすみ
と、まさに年齢を重ねるたびに女性を悩ます種となるものばかりです。
それぞれの症状と原因を詳しくみていきましょう。
肌の乾燥
人の肌にはもともと潤いを守る角質細胞間脂質という保湿物質があります。
角質細胞に間にあり、水分の蒸発を防ぐ脂質の一種で、これらの量が減り正常に働かなくなると肌内部の水分を抱え込んでいられなくなり肌が乾燥してしまいます。
年齢と共に肌の中にある保湿物質の生産量は減少していきます。
そのため年齢肌になると肌が乾燥しやすくなります。
また角層の水分量が減り乾燥した状態が続くと、肌がごわついてきます。
肌がごわつくのは角質が分厚くなるためで、角質は外部の刺激から肌を守る働きがあり、乾燥は肌のバリア機能が損なわれている状態なので、肌の機能が角層をもっと作って厚くして守ろうと働き、細胞の生産を早めます。
ところが生産が早すぎると未熟な肌細胞が表面に出てきてしまい、角層はさらにどんどん分厚くなっていきます。
肌が乾燥すると、ファンデーションの乗りは非常に悪くなり、塗るたびに肌が毛羽立つことも少なくありません。
重ね塗りすればするほど、メイクしても肌が汚い・・・という悪循環に陥ってしまうことがあるため、保湿を十分にすることを心掛けましょう。
しわ・たるみ
しわやたるみの原因は乾燥によるものと思われがちですが、実際は年齢肌によって真皮のコラーゲンやエラスチンの変性や減少が主な原因です。
しわの場合には第一段階としてできるのがちりめんジワや小ジワです。
浅く細かいしわで肌の乾燥によって目立ってしまいますが、この初期段階のしわは肌をうるおすことで回復する軽いもの。
自宅のケアで改善することは十分、可能です。
第二段階は表情じわです。
若い肌ならば表情が戻ればしわも消えますが、年齢を重ねるにしたがい深くなり、元に戻らなくなります。
年齢肌を感じ始めるのは、大体、第2段階くらいからの方が多いでしょう。
最終的に真皮のコラーゲン線維が変性したり断裂すると、深いしわとなって刻まれていってしまいます。
コラーゲンやエラスチンなど保湿成分とハリ成分を含むケアが必要になります。
シミ・くすみ
シミの種類は色々あって、一般的に茶色っぽく見えるものがシミと呼ばれています。
くすみは肌色が悪い、血色が悪い、黄ばんだ肌になっているなどのものがあります。
シミの種類
シミは老人性色素斑、脂漏性角化症、雀卵斑、炎症性色素沈着、肝斑、花弁状色素斑などがあり、美白成分を補い自宅でもケアできるものとできないものがあります。
老人性色素斑(一般的なシミで初期のもの)、炎症性色素沈着、肝斑、雀卵斑は美白ケアが有効です。
美白ケアを中心にスキンケアを行い、肌のシミを解消しましょう。
くすみは年齢肌に現れやすい
くすみは古い角質がたまり角質が厚くなりできてしまう場合と乾燥によるもの、そして血行不良によるものがあります。
どれも年齢肌に現れやすいため、年齢を重ねるごとに顔色がくすみがかって老けて見えるということが多いのです。
古い角質がたまり角質が厚くなりくすみが生じる原因は年齢によるターンオーバーの低下が原因です。
古くなった角質がターンオーバーでも落とし切れず肌表面に残ったままとなり、角質が厚くなると灰色がかって見えるようになるのです。
乾燥は肌の乾燥によって水分が失われるとバリア機能が低下します。
それを補うために角質が厚くなり、くすんだ肌になります。
睡眠不足や年齢による体調不良などで血行不良になると、血液が滞り血色が悪くなり肌がくすんで見えてしまいます。
肌のくすみは肌色をアップさせるファンデーションを選びながら、スキンケアを中心にケアしていきましょう。
ファンデーションの選び方
ファンデーションはメイクをするだけではなく、年齢肌の悩みをカバーしながら美しい素肌に見せてくれるアイテムです。
年齢肌を美しく若々しく見えるファンデーションの選び方をみていきましょう。
肌の悩みに合わせて成分と効果で選ぶ
年齢肌になると肌の生まれ変わりであるターンオーバーのサイクルが遅くなり、肌ダメージが蓄積される期間が長くなるのと同時に回復するにも時間がかかるようになります。
そのため、ファンデーションを使うことで、余計なダメージを肌に与えないことが大切です。
乾燥肌やシワなどの年齢肌に悩む方は保湿力や保水力を重視して、保湿成分が配合しているファンデーションを選びましょう。
セラミド、コラーゲン、ヒアルロン酸やプラセンタなど保湿効果のある成分が配合されたファンデーションを選ぶと、メイクと同時にケアもできます。
肌に合うカバー力のあるものを選ぶ
年齢肌に悩むと、色々な箇所が気になり、ファンデーションを塗るときにはできるだけ、肌全体を綺麗に見せたくなります。
シミやしわ、たるみや毛穴などはできるだけ隠したいものですよね。
そのためカバー力のあるファンデーションを選んでしまいがちですが、肌に合っていないと、カバー力が強くても年齢肌を悪化させてしまいます。
パウダーファンデーションタイプは手軽で使いやすく、気になる部分をすぐにカバーできるので、何度も重ね塗りして結局、不自然な色合いや肌味になってしまうことがあります。
カバー力の優れるファンデーションはクリームタイプとリキッドタイプ。
2つのファンデーションを上手に利用して、年齢肌を感じさせない肌を実現しましょう。
つや感のあるものを選ぶ
年齢肌になると、一般的なくすみ以外に黄ぐすみというくすみが顔に広がることがあります。
黄ぐすみは肌の酸化によって起こり、黄色や褐色といった肌の色に変化し、顔色がくすんで見える状態になります。
年齢肌になると、普通のくすみ以外に黄ぐすみというくすみの症状も起こります。
黄ぐすみは肌の酸化によって起こるもの。
黄色や褐色といった色に肌の色が変化しくすんだ状態になります。
年齢以上に見せてしまうこともある黄ぐすみを綺麗にカバーしてくれるのがつや感のあるファンデーションです。
肌がつやつやとしているように見えるとくすみは気にならなくなりますよ。
紫外線対策ができるファンデーションを選ぶ
紫外線はシミを作る原因ですが、肌を老化させてしまう原因でもあります。
そのため、日中は必ず紫外線対策を行いたいところです。
ファンデーションはUV機能を備えたタイプもあるので、年間を通してSPF20~35、PA++++ぐらいを目安として、選んでください。
また、紫外線吸収剤が入っていないものを選びましょう。
紫外線吸収剤は肌にとって刺激になることがあり、年齢肌の肌には負担が大きくなります。
年齢肌におすすめのファンデーション3選
年齢肌に悩む方は天然鉱物のみを使用したミネラルファンデーションなどもおすすめです。
選び方を踏まえて、年齢肌におすすめのファンデーションを3つご紹介します。
オンリーミネラル 薬用ホワイトニングファンデーション
容量:7g
価格:1,900円
特徴
- 全18色でSPF17、PA++
- 肌に優しく高品質のミネラル100%のミネラルファンデーションです。
- 薄く重ねるだけでカバー力がアップします。
化粧下地、日焼け止め、コンシーラー、ファンデーション、フィニッシングパウダーの5つの機能が1つになったオールインワンファンデーションです。
超微粒子パウダーを使用、肌に吸い付くようなクリーミーなテクスチャーです。
メイクしながら美白できる薬用のミネラルファンデーションで、100%ミネラルの薬用有効成分がシミや毛穴などをカバーしながら防ぎます。
細かな粒子が皮脂と混ざり合いしっかりと肌に密着し毛穴を塞がないパウダーでしっかりとした仕上がりで、毛穴を目立たなくします。
ETVOS マットミネラルファンデーション
容量:4g
価格:3,000円
特徴
- SPF30、PA++
- 毛穴を目立たなくするせみまっと肌に仕上がるミネラルファンデーションです。
- パウダーを保湿コーティングすることで肌を乾燥から守ります。
- 紫外線をブロックし、クレンジングを使わなくても石けんでメイクオフできます。
粒子が細かく密着力が高く、毛穴のカバー力に優れたファンデーションです。
高保湿、高密着でなめらかな陶器肌になります。
また、ソフトフォーカス効果で、ふんわり毛穴やシミ・シワにベールがかかります。
はじめてお使いの方はスターターキットがオススメです。
マットスムースミネラルファンデーション、ナイトミネラルファンデーション、フェイスカブキブラシ、人気のセラミドスキンケアの4点のスタータキット 1,800円がおすすめです。
maNara BBリキッドバー
容量:7g
価格:2,937円
特徴
- SPF35、PA+++
- BBクリームの手軽さとリキッドファンデーションのような美しい仕上がりを両立しています。
- スティックタイプのファンデーションで肌ムラのない仕上がりにします。
- スーパーフォーカスパウダーで年齢肌による毛穴やシワを目立たせません。
とろけるように肌に伸び、毛穴・くすみ・30秒で綺麗な肌が仕上がります。
45日間の全額返金保証制度があるので、肌に色が合わない場合にも安心です。
初回限定セットでは、スポンジ&スキンケアサンプル6点セットになっています。
年齢肌を普段から改善する方法とは
年齢肌を美しく見せるファンデーションは大切ですが、根本的に解決するためには日々のスキンケアや生活習慣の改善は欠かせません。
年齢肌を根本的に解決するスキンケアと生活習慣の改善のポイントをまとめました。
日々のケアにお役立てください。
スキンケア
年齢肌の悩みの中でも、多くの方が悩むのが「毛穴」「シミ・くすみ」「しわ・たるみ」です。
症状別に年齢肌ケアの方法をご紹介します。
毛穴のケア
年齢肌の悩みの代表ともいえるのが毛穴の悩みです。
特に毛穴の開きや詰まりは気になりますよね。
毛穴が開く理由は肌のたるみで毛穴が伸びてしまうからです。
そこに角栓が詰まると毛穴は開きっぱなしになり、黒ずみ毛穴になってしまうので、まずは毛穴の開きをケアすることが大切です。
毛穴の開きをケアするためには、トータルなスキンケアが必要になります。
洗顔後の水分補給、保湿、ターンオーバーの促進など、毛穴ケアを意識して行いましょう。
しわ・たるみのケア
年齢肌の悩みNo.2であるしわやたるみは肌の真皮層のコラーゲンやヒアルロン酸が減少することで起こります。
スキンケアで効果的に保湿成分を取り入れ、年齢の出やすい目元や口元などは特に念入りにケアしましょう。
肌のハリを保つヒアルロン酸やコラーゲンをしっかりと摂り入れ、足りない部分はサプリメントで内側から補うことも症状を改善できる効果に期待できます。
セラミドやコラーゲン、ヒアルロン酸、レチノール、プラセンタなど積極的に摂り入れましょう。
また抗酸化作用の高いビタミンCを食事で補いましょう。
シミ・くすみ
シミやくすみの年齢肌の悩みは肌の代謝機能を促進する化粧品でケアし、美白成分を補ってあげることが大切です。
今あるシミやくすみを改善しながら、同時に予防できるのが美白成分のメリットです。
厚生労働省で認められている美白成分が配合されている化粧品を選びスキンケアしていきましょう。
レチノール、ビタミンC、L-システイン、ハイドロキノン、アルブチン、フラーレン、EGFが配合されている化粧品を選びましょう。
生活習慣の改善
生活習慣は思っている以上に肌に影響を与えるもので、年齢肌に悩む世代になったら、食生活、睡眠を見直す時期でもあります。
睡眠
睡眠不足は肌に大きな影響を与えますが、女性ホルモンのバランスが乱れる年齢肌世代になると、なかなか寝付けない、眠っても眠りが浅い、寝起きが悪い、途中で目が覚めるなど睡眠に関しての悩みも増加します。
良質な睡眠を摂るのが難しい日も増えてくるかもしれませんが、できるだけ1日7時間は眠るようにしましょう。
肌のターンオーバーが起こなわれるのは熟睡状態に入ってから3、4時間。
この時間帯は成長ホルモンの分泌が高まり肌の修復やターンオーバーをしている時間帯でもあります。
個人差はあるものの肌や体の修復を終えるまでトータル6時間はかかるとされているため、睡眠時間はできるだけ7時間は必要、最低でも6時間は眠りましょうということなのです。
眠る前にパソコンやスマホを使ったり、寝る直前に入浴をすると、自律神経の交感神経が優位になり、なかなか寝付けなくなってしまいます。
眠る3時間前には静かな時間を送り、眠る準備を整えてあげることも良質な睡眠を摂るためには必要です。
年齢肌が気になるなら、なおのこと、肌のターンオーバーを邪魔せず、促進させてあげることが重要なポイントです。
食生活
食生活は若い時よりも、気を使うことが大切です。
太りやすく痩せにくい時期でもあるのが年齢肌世代なのでダイエットをする気持ちもわかりますが、栄養バランスを崩してしまう食生活は肌荒れの元になってしまいます。
また乾燥、くすみなどは食生活が大きく影響します。
和食を中心に、栄養バランスの整った食生活を送るようにしましょう。
まとめ
年齢肌は1つの肌トラブルだけが目立つわけではなく、複合的なトラブルが多いものです。
シミが気になる、でも毛穴やたるみも改善したいと悩むことが多くありませんか?
その場合には基礎化粧品を見直し徹底的にスキンケアを行うのがおすすめです。
美容効果抜群のスキンケアラインでケアを行いながら、ファンデーションによってもケアできるものを選びましょう。
メイクしながら、年齢肌ケアができるファンデーションで美しく若々しい肌を取り戻しましょう。
【専門家監修】年齢肌というとシミやしわ、たるみなどを想像しますがどれも改善するのは難しい肌トラブルです。諦めがちな年齢肌…