アルブチン配合化粧水で美白効果を高めましょう
シミやくすみなど、年齢とともに訪れる肌色の変化。
そのシミやくすみなど美白ケアを行っている方の間で注目を集めているのがアルブチンです。
アルブチンは厚生労働省が美白成分だと認めた成分の1つで肌に負担の少ない成分であり、他の美白成分とは違った特徴があることも人気のポイント。
そこで今回は
- アルブチン配合の美白化粧水の選び方
- おすすめのアルブチン配合美白化粧水5選
- そもそも美白とは?
を中心にお届けします。
アルブチンの効果や選び方をしっかりと押さえ、自分の肌に合ったアルブチン配合美白化粧水を手に入れ、美肌を目指しましょう。
※記事内に記載のある「美白」とはメラニンの生成を抑え、日焼けによるシミ・そばかすを防ぐことです。
アルブチン配合の化粧水の選び方
アルブチンはシミ予防の効果が期待される美白成分の1つです。
透明感のある陶器肌を維持するためにも、より美白効果を実感するために、アルブチン配合化粧水の選び方のポイントは以下の3つになります。
- アルブチンと相性の良い成分が配合されているものを選ぶ
- 保湿成分が配合されているものを選ぶ
- 続けられるものを選ぶ
3つの選び方のポイントを詳しく解説します。
アルブチンと相性の良い成分が配合されているものを選ぶ
アルブチンは数ある美白成分の中で、今最も人気があります。
シミの原因となるメラニン色素を生成するチロシナーゼの過剰な分泌を抑制し、シミができないように肌に呼びかける働きをします。
紫外線は年間を通して地表に降り注ぐため、季節は関係ないため、アルブチンをケア化粧水として使うだけでシミ予防になるのです。
チロシナーゼは紫外線による影響だけではなくストレスや疲労などの活性酸素からも分泌が促進されてしまい、シミを作る素材として肌に入り込みます。
一度肌の表面にシミが現れると、なかなか消えることはありません。
そのためアルブチンを使い、表面にシミが出現する前にアルブチンで予防を行うことができます。
加えて、アルブチン化粧水で美白ケアを行う際には、以下の成分が一緒に配合されている化粧水を選ぶと相乗効果によって、美白ケアの効果がより高まる期待ができます。
アルブチン以外の配合成分もしっかりチェックして化粧水を選ぶようにしましょう。
ビタミンC誘導体
ビタミンC誘導体は抗酸化作用があるとされています。
ターンオーバーを促進する作用があることから、古い角質や蓄積されたメラニンが排出され、シミ、くすみの改善にアプローチします。
ビタミンC誘導体は、今あるシミに対しても働きかける作用があるだけではなく、コラーゲンをの生成を促す作用から、肌の弾力を取り戻すことも可能です。
さらに保湿物質であるセラミドの合成も促進する働きもあります。
プラセンタ
プラセンタにもシミの原因になるメラニンの発生を抑えます。
高い抗酸化作用があり、肌のハリ、弾力を支えるコラーゲンのダメージを抑制する働きに加えもあるので、年齢肌に対するアプローチ力も強い成分です。
さらにターンオーバーを促進する作用があり、今あるシミやくすみをターンオーバーが整うことで排出することができるのです。
ピーリング効果のある化粧品と併用する
ピーリングは古い角質を剥がし落とす作用があるので、ターンオーバーを促進します。
古くなった角質や肌表面の汚れを除去することで肌のくすみを取ることができます。
それによってアルブチンなどの美白成分が浸透しやすくなるので、透明感のある肌に整わせてくれます。
保湿成分が配合されているものを選ぶ
アルブチンで美白ケアを行うために化粧水を選ぶ時には、保湿物質が一緒に配合されている化粧水を選びましょう。
肌トラブルの多くの原因には必ず乾燥が影響しています。
アルブチンではシミやくすみ、ニキビ肌などに対する作用はありますが、保湿成分ではないため、補う必要があるのです。
保湿物質を一緒に使うことで乾燥による小じわやハリに対してもアプローチすることができるのです。
人の肌にあるバリア機能は保湿力が優れた肌であればバリア機能は正常に働き、ある程度の紫外線からブロックすることはできます。
ところが、肌が乾燥してしまうとバリア機能が低下し、紫外線のダメージを受けてしまうのです。
紫外線ダメージを受ければ、メラニンが肌に大量発生し、シミの原因となってしまいます。
保湿物質が含まれる化粧水は肌への効果も実感しやすくなります。
化粧水に含まれる代表的な保湿成分は以下のものが多く、表記を必ずチェックしてみてください。
- セラミド
- コラーゲン
- ヒアルロン酸
- エラスチン
- アミノ酸
乾燥を防ぐためにも、これらの保湿成分がどれほど配合されているのかを確認しましょう。
継続して使えるものを選ぶ
アルブチンは美白成分の中でもシミやくすみの予防に適した成分なので、長く使い続けることでより効果を実感しやすくなります。
刺激も少なく安全性、安定性が高い成分なので、シミやくすみを予防するためにできるだけ長く愛用したいものです。
継続的に使い続けられるポイントは以下の2つです。
- 香りやテクスチャー、肌との相性が合っているか
- 無理のない価格か
肌との相性は非常に重要で、いくら美白ケアによいアルブチン化粧水だとしても肌そのものと相性が良くなければ意味がありません。
同じように、いくら良いものでも香りが受け付けなかったり、テクスチャーが今ひとつ好きになれないものなどは継続して使うのは難しいでしょう。
また、高いもの=良いものとは限りません。
無理せず継続して購入できる範囲の価格かどうかは、重要なポイントになります。
人気のアルブチン配合の化粧水5選
アルブチン配合の化粧水の中でも人気の化粧水を5つ厳選してご紹介します。
アスタリフトブライトローション
内容量:130ml
価格:4,104円
<特徴>
- 美白有効成分がメラニンの生成を抑え、シミ・くすみを防ぐ美白化粧水
- 複合成分ナノAMA+がくすみをケア
- ダマスクローズの香りで保湿力のあるテクスチャー
ナノ化した美肌成分ナノAMAと米由来の天然成分フェルラ酸の複合成分であるナノAMA+がくすみをケアしながらうるおいと輝きに満ちた肌へと誘います。
美白とは、メラニンの生成を抑え、シミ・そばかすを防ぐことを示し、美白有効成分として「アルブチン」を配合。
ブライドローションを含む5点セットのホワイトブライトローショントライアルセット5日分で1,000円になっています。
美白ケアをはじめたい方にオススメのセットです。
ディセンシア サエル ホワイトニング ローション コンセントレート
内容量:125ml
価格:5,400円
<特徴>
- シミ・くすみの要因に全方位的にアプローチ
- みずみずしく、ぐんぐん入る浸透感
- 高い浸透性と高い保湿力の両立を実現
水溶性保湿成分のグリセリンをさらに高い浸透性の更新等グリセリンを配合し、高い浸透性と高い保湿力の両立を実現しています。
美容成分や保湿成分を抱えこんだ保湿膜を採用することで、水分保持をサポートし、うるおいの続く肌へと導きます。
美白成分アルブチンをはじめ、豊富な美白成分を配合することでシミやくすみの要因に対し、全方位的にアプローチします。
ディセンシアサエルトライアルセットは、美白化粧水を含む5点セットで10日分、1,480円となっています。
アルブチンで美白ケアを考えた時にトータルでのケアをおすすめします。
ちふれ 美白化粧水 W
内容量:180ml
価格:1,100円
<特徴>
- ダブルの美白成分配合の化粧水
- メラニンの生成をおさえシミ・ソバカスを防ぐ
- 無香料、無着色、ノンアルコール
美白成分アルブチンと安定型ビタミンC誘導体によるダブルのアプローチで、メラニンの生成をおさえシミ・ソバカスを防ぐ薬用美白化粧水です。
洗顔のあと、適量(500円玉大)をコットンまたは手にとり、やさしく顔全体になじませます。
さわやかにうるおってベタつかず、みずみずしい肌にととのえます。
肌ラボ 白潤 薬用美白化粧水
内容量:170ml
価格:オープン価格
<特徴>
- 天然型高純度アルブチンとナノ化ヒアルロン酸(うるおい成分)を配合
- メラニンの生成をおさえシミ・そばかすを防ぐ
- ビタミンC誘導体、ビタミンE、和漢植物由来ハトムギエキス配合
肌の白さとうるおいにとことんこだわった天然型高純度アルブチン(美白有効成分)と潤い成分のナノ化ヒアルロン酸を配合した、しっとりタイプの薬用美白化粧水。
メラニンの生成をおさえ、シミ・そばかすを防ぎます。
整肌うるおい成分として“ビタミンC誘導体、ビタミンE、和漢植物由来ハトムギエキス”配合。たっぷりうるおって、輝くような明るい肌へ。
ビービーラボラトリーズ 薬用ホワイトニングエッセンスα
内容量:9ml
価格:3,024円
<特徴>
- アルブチンとビタミンC誘導体を配合した保湿力の高い薬用美白美容液
- ほどよいとろみと密着感のあるテクスチャー
- メラニンの生成を抑え、しみ、そばかすを防ぐ
2つの美白有効成分アルブチンとビタミンC誘導体を配合した、保湿力の高い薬用美白美容液が狙ったシミに、とろみがしっかりとどまることで、じっくり浸透していきます。
ほどよいとろみと密着感のテクスチャーでメラニンの生成を抑え、しみ、そばかすを防ぎます。
気になる部分や顔全体にのばし、パッティングするように優しくなじませ、特に気になる部分には、重ねづけをしてください。
そもそも美白って?
美白というと今以上に肌が白くなることや、シミを消すことと思っているのではないでしょうか。
しかし、美白ケアの観点ではシミやそばかすなど色素沈着の少ない明るくトーンの整った肌を目指す肌のお手入れのことをいいます。
つまり生まれ持っている肌をそれ以上に白くしたり、シミを消すことではなく、メラニンに対する対策を行うことが美白ケアなのです。
アルブチン化粧水などの美白ケアでは、今あるシミやくすみを消すのではなく、これ以上シミやそばかすが増えないように予防を行うということが目的です。
美白とは、シミがすぐに消えることや、もって生まれた肌の白さ以上に白くすることではない、ということを覚えておきましょう。
とはいえ、ピーリングを行ったり、ターンオーバーを促進させる働きのあるものを使用することで、肌の新陳代謝のサイクルを整わせ、今あるシミやくすみを徐々に薄くしていくことは可能です。
それ以上にシミやそばかすを濃くしないように期待することはできます。
これらを理解した上で、アルブチン化粧水など美白化粧水を上手に使用しましょう。
アルブチンってなに?
アルブチンの美白効果は1989年に厚生労働省認可が認可をしています。
既に30年近く、アルブチンの美白作用は歴史がある、ということになります。
アルブチンそのものは自然界にも存在しており、コケモモやウワウルシ、梨などの植物にも多く含まれています。
また、アルブチンは高い美白作用があることで知られるハイドロキノンにブドウ糖を結合させてできたもので、アルブチンのことをハイドロキノン誘導体と呼ばれることもあります。
つまり美白化粧水などに配合されるアルブチンは人工的に合成されたものを使用しているものと、植物から抽出したものを使用しているものがあることになります。
また、ブドウ糖の結合方法によってαアルブチンとβアルブチンがあります。
どちらにも美白作用があることは認められていますが、性質や肌に対する働きには少し違いがあります。
αアルブチンとβアルブチンについて詳しく解説します。
αアルブチン
αアルブチンは江崎グリコとスイスの医薬品メーカーによって共同開発され、世界において量産化することが成功した成分です。
2002年には化粧品の原料として他のメーカーにも販売されるようになり、現在では数多くのアルブチン配合の化粧水が美白化粧水として販売されています。
αアルブチンはβアルブチンと比べ肌なじみが良く、安定性に優れることから肌への浸透率や定着度が高いという特長があります。
肌トラブルが起こりにくい上にβアルブチンの約10倍もある美白作用はシミやくすみ予防に対する力もそれだけ高くなります。
アンチエイジング作用に優れ、美白作用も高く期待できることから、高価なものが多いのが欠点と言えるでしょう。
βアルブチン
αアルブチンよりもさら十数年前に資生堂が1989年に開発し認可されたのがβアルブチンです。
開発から30年が経過しており、特許期間も切れているため比較的プチプライスの商品が多く、数多くの美白化粧水、化粧品として愛されているアルブチンです。
化粧品の表記に「アルブチン」と記載されている場合には、βアルブチンを指すことがほとんどとなります。
プチプライスなものの効果はαに比べて落ちるのが欠点と言えるでしょう。
アルブチンの効果
アルブチンは肌の漂白剤と言われるハイドロキノンにブドウ糖を結合した成分なので、ハイドロキノン誘導体と呼ばれることがあります。
そのアルブチンは美白化粧水に配合されることも多く、プチプライスから高価なものまで幅広く販売され美白ケアにと、愛用している方も多くいます。
アルブチンの効果についてみていきましょう。
シミやそばかすを予防する
メラニンの生成に影響を与えるチロシナーゼに働きかけ黒色メラニンを抑える作用があります。
黒色メラニンが生成されないことで、シミやくすみを防ぐことができるので、継続的に使うと、より効果を実感することができます。
シミ予防には効果が高いものの、残念ながらすでにできてしまったシミを薄くする効果は期待できません。
チロシナーゼは紫外線を浴びると活性化するという特質があります。
日焼けすると肌が黒くなってしまったり、シミとなって現れるのはこのチロシナーゼの活性化によるものです。
チロシナーゼの働きを抑える作用のあるアルブチンはシミやそばかすの予防作用に優れる美白成分なのです。
シミやそばかすが気になる、これ以上シミを増やしたくないという方はアルブチン配合の美白化粧水を継続的に使用していきましょう。
肌に優しい美白成分
アルブチンはハイドロキノンを基に生まれた美白成分です。
ハイドロキノンは非常に強力な美白作用を持ち、肌の漂白剤と呼ばれるほどです。
しかし、ハイドロキノンは作用が強すぎるため肌に白斑を作る、かぶれるなど肌への負担も少なくないというデメリットがあります。
ハイドロキノンで美白ケアを行うためには、皮膚科医など専門医の元で処方されるものも多く、肝斑や老人性色素斑に対しての治療薬として処方されています。
市販の化粧品でもハイドロキノン配合の化粧水、美容液などはありますが、肌への負担を少なくするため濃度を低く抑えているもののみしか認められていません。
そこで十分な美白作用を持ち、肌に優しい美白成分をと開発されたのがアルブチンです。
アルブチンはハイドロキノンにブドウ糖を結合した成分で、その分、ハイドロキノンよりも作用は穏やかです。
肌に対する効果が実感するまでには時間がかかりますが、それでもアルブチン化粧品が多く販売されていることからもわかるように、十分に肌に対する効果も期待できる成分なのです。
何よりも肌に対する負担が低く、安全性の高い成分でもあります。
アルブチンはこんな方におすすめ
アルブチンはシミ、くすみ予防に対する働きがあることから、以下のような肌のお悩みを持つ方におすすめです。
- 紫外線を浴びると赤くなった後で黒くなる
- 日焼けしやすい
- シミができやすい
エイジングケアとしてアルブチン配合の化粧水は継続的に利用していきましょう。
アルブチン配合の化粧水のおすすめの使用法
アルブチンは肌に優しく、肌トラブルも起こりにくい成分です。
化粧水として、毎日のケアに使う時にも安心して使うことができます。
アルブチン配合化粧水を使う際によりアルブチンの効果を高く実感できる使用方法をご紹介します。
日焼けをした時には24時間以内に使用する
アルブチンはシミやくすみの予防に高く期待できる成分です。
日焼けをしてしまったときにはアルブチン配合の化粧水を24時間以内に塗りましょう。
肌にメラニンが沈着し肌の色が日焼けで黒くなるまでに24~72時間程度かかるとされています。
そのため日焼けケアとして24時間以内にアルブチンを使うことでメラニンの過剰発生を防ぐことが期待でき、シミの予防となります。
手で押さえて浸透させる
コットンでアルブチン化粧水を使うと、肌に摩擦が起き、肌に負担となり、シミの原因となってしまいます。
また肌理(キメ)も乱れる原因となりくすみとなってしまうので手で浸透させるように着けるようにしましょう。
すり込まない
手のひらにアルブチン化粧水を取ったら、じんわりと肌の体温で温め、優しく押さえるようにして肌になじませていきましょう。
する混むと摩擦によって肌にダメージを与えてしまいます。
美容液や乳液で肌を整える
アルブチン化粧水を使ったら時間を空けずに美容液や乳液、クリームなどで肌の潤いが飛ばないようにケアしましょう。
肌が乾燥すると、シミやくすみの原因となってしまうため、間髪入れずに次のケアを行うことが肌ケアの基本です。
まとめ
アルブチンは肌に優しくシミやくすみを予防し、素肌の色を維持することに期待のできる美白成分です。
しかし、アルブチンを使っていればシミやくすみは安心というわけではありません。
常日頃から紫外線対策をしっかりと行いながら、アルブチン化粧水を使うのが本来の美白ケアです。
外出時には必ず日焼け止めを塗る、日差しがきつい時には帽子や日傘を使うなどアルブチンと美白ケアをしっかりと行うことで初めて美しい肌を維持することができるのです。
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